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‘集大成’ではなく、あくまで‘現在進行形’だからこそリアルな吉川晃司の30周年ライブを10/12(日)WOWOWで放送!




 今年デビュー30周年を迎えた吉川晃司のアニバーサリーツアーの中から、9月22日・23日に行われた日本武道館2DAYSの模様がWOWOWで放送される。「アニバーサリーなので、感謝の気持ちを伝えたかった。」という吉川は、今回のツアーでキャリアを彩る楽曲の数々を発表当時に近いアレンジで披露。各会場2日間で1曲のかぶりも無いセットリストを歌い切る、という「30年に一度」の企画に挑んだ。

 デビューシングルにして吉川の無限の可能性を世に示した「モニカ」。自身主演映画第二弾と同名タイトルの主題歌「You Gotta Chance〜ダンスで夏を抱きしめて〜」。布袋寅泰とのスリリングなユニット活動で音楽シーンに風穴をぶち開けたCOMPLEXの「BE MY BABY」。ロックアーティストとしての矜持を示したデビュー10周年記念シングル「KISSに撃たれて眠りたい」。

 吉川の代名詞とも言える、疾走感溢れるロックナンバーだけではない。痛い程真っ直ぐ想いをそのままに歌い上げる「INNOCENT SKY」や「Cloudy Heart」といったバラードナンバーが、会場に響き渡る。そして、会場を埋め尽くした観客から1曲1曲に対して大きな歓声が上がり、曲によっては深いどよめきが起こる。吉川が傷だらけになりながら紡いできた歌たちは、ひとりひとりの人生に刻み込まれている。期間の長さは違えど、吉川と同じ時代を過ごしたファンたちにとっては、‘自分史’を追体験する様な特別な時間と空間であったはずだ。

 だが、ともすれば郷愁的な空気に包まれてしまうアニバーサリーライブにおいて、吉川が示してみせた像は全く別種のものであった。そこには「集大成」とは真逆の、49歳になった吉川が「次」に進むべき路を模索する姿があった。「過去の作品に救済されない男」がそこにいた。これまでの作品を紐解き再確認することでその先に進もうとする、まさにその瞬間の鼓動が伝わってきた。

「こんな風に大人になったら面倒くさい見本かもしれない。」「くたばるまで変わらずにいてやろうと思う。」演奏が進むにつれて、思いのたけを言葉にぶつけていく吉川。込められていたのは現在進行形の吉川晃司の想いであり、独自の美学を貫く彼の人生そのものだ。ヒリヒリする様なステージを見て、ふとこう思った。デビュー当時、周囲がお膳立てした装いは吉川には小さすぎた。しかし、だからこそ、表現者・吉川晃司の強靭な骨格を浮き彫りにしたのだ、と。そして、49歳になった現在も、吉川は裸の心を曝け出しながら、生き様を重ねていく。世代を超えて彼を支持する同志たるファンが増え続け、そして共に前に進んでいく理由がそこにある。吉川晃司が体現してみせたリアルなライブ=生き様そのものを、WOWOWで目撃して欲しい。


【放送楽曲】
モニカ
BE MY BABY
心の闇(ハローダークネス)
INNOCENT SKY
Rambling Rose
ONE WORLD
The Gundogs
ナイフ
Dream On
せつなさを殺せない
You Gotta Chance〜ダンスで夏を抱きしめて〜
キャンドルの瞳
LA VIE EN ROSE
パラシュートが落ちた夏
ベイビージェーン
VENUS 〜迷い子の未来
エロス
Cloudy Heart
SPEED
SAMURAI ROCK
パンドーラ
KISSに撃たれて眠りたい
Fame & Money
Juicy Jungle




【放送情報】
吉川晃司デビュー30周年 WOWOW・TBSチャンネル合同8時間一挙放送!

吉川晃司 30th Anniversary Live "SINGLES+" at 日本武道館
10月12日(日)夜9:00 WOWOWライブ

番組URL: http://www.wowow.co.jp/music/kikkawa/
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