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手塚治虫の代表作のひとつ『ロック冒険記』（1952〜54『少年クラブ』連載）の、雑誌連載時と単行本化時の改稿版のふたつの結末を読み比べる復刻版BOXです。雑誌版はハッピーエンドでしたが、単行本化にあたって手塚は、主人公のロックの死によって戦いに幕が落とされて、平和な地球が取り戻されるというストーリーに描きなおし、これが衝撃的な内容として多くのマンガファンに語り継がれることになりました。 　本書では、これまでアマチュアの手で自費出版されたことはあったものの、ほとんどの読者の目には触れていなかった雑誌連載版『ロック冒険記』を初復刻するとともに、新書版としてコダマプレスから1967年に出版された単行本をひとつの箱に収めます。
　また、同時期に同じ『少年クラブ』で連載された短編をあわせて収録します。タイトルは「火山島少年」「13の秘密」「まぼろしの円盤」「摩天楼小僧」「フィード32年型」の5本。1９50年代に手塚マンガが目指していたものを多くの読者に理解していただける内容です。

『ロック冒険記　限定版BOX』
手塚治虫

本書の内容
本体　『ロック冒険記』オリジナル版　A5判、並製
別冊　『ロック冒険記』ダイヤモンドコミック版　新書判、並製、全2巻
別冊　『ロック冒険記』別冊付録復刻版　B5判
解説　中野晴行

小学館クリエイティブ　発行
小学館　発売

ISBN978-4-7780-3189-3

定価：本体7,500円＋税

2011年10月24日頃発売予定


問合せ
株式会社小学館クリエイティブ
編集部
０３−３２８８−１３５４（担当：山田）