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横浜市の関内馬車道デンタルオフィスでは、歯科恐怖症の患者に対して、徹底した対策を施し、眠っているうちに親知らずの抜歯も済ませてしまう。歯科恐怖症に特化した歯科医院を開業したところ、多くの患者に支持される人気医院となっている。



患者が歯科の受診を避ける理由は大きく３つある。
歯科恐怖症、パニック障害、異常絞扼反射（嘔吐反射）である。
歯科恐怖症は歯科の受診すらできないか、受診できたとしても治療は拒否される状態。
パニック障害は強い不安が生じるパニック発作を繰り返すうちに、また起こるかも知れないという思い（予期不安）に苦しみ、突然の動悸や息切れのような身体症状が現われる。異常絞扼反射（嘔吐反射）は一旦反射が始まると治療が困難となる。

こうした患者は過去に、歯科治療の現場で耐えがたい苦痛を受けたことによるトラウマを抱えていることが多い。

そこで近年、精神鎮静法を利用した歯科治療が注目を集めている。これは恐怖心を和らげるだけでなく、歯科治療時の精神的、肉体的ストレスを大幅に軽減することができる方法である。特に有効なのは静脈内鎮静法である。意識がある状態の麻酔で、一般的にリラックス麻酔と呼ばれる。
これでも効かない場合は、より深度の深い深鎮静の麻酔となる。意識がなく、記憶もなくなるので無痛治療と呼ばれている。一方、リスクもあるので、気道確保、呼吸管理、循環管理の維持に対する知識と技術が必要である。

麻酔の技術は格段に進歩しているが、それだけでは根本的な解決にはならない。
恐怖症に悩む多くの人は、幼い頃の恐怖体験によってトラウマを抱えているため、これを取り除く精神的な治療が求められているのだ。

歯科恐怖症は心理療法であるトークセラピーで緩和できる、という主旨の英国の記事が、2015年に公開された。「セラピー後、対象者の79％は鎮静を行わずに歯科治療を受けることができた」という。

これからの歯科には患者心理に基づいた歯科医院づくりと十分なカウンセリングによる信頼関係の構築は必須であり、重要な課題と言える。

横浜市の関内馬車道デンタルオフィスでは、歯科恐怖症の患者に対して、徹底した対策を施し、眠っているうちに親知らずの抜歯も済ませてしまう。
それでも怖くて、歯科医院には近づけないという人はいるだろう。
そのため、同医院ではドクターによるカウンセリングも行っている。

そして、最終的には歯科恐怖症の克服を目指しているのだ。
そんな今注目の歯医者さんが出版した
『もう歯医者は怖くない　〜歯科恐怖症に特化した開業奮闘記〜』（歯学博士　河合毅師著　青山ライフ出版）の電子版がこの８月上旬に、amazon KDPから発刊される。

歯医者に行けなくてお悩みの方にお薦めの本である。