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運用から1年以上が経過した裏アカウント特定サービスの検証結果を発表。2021年度、採用候補者の “裏の姿”が激変していることに警鐘を鳴らす。

2021年採用候補者の裏アカウント特定割合は「89%」を実現。見られることを前提とした「就活専用アカウント」からはわからない“裏の姿”や“本性”を徹底リサーチし、採用コスト削減、企業イメージ死守など、経営合理化を強力にサポートします。

「人材」と「取引先」に関する課題解決に役立つ企業専門の調査会社、株式会社 企業調査センター(本社:東京都千代田区、代表取締役:藤木 仁)では、2020年9月から提供している裏アカウント特定サービスを提供しています。運用から1年以上が経過、コロナ禍というストレス社会において2021年度に特定したアカウントから見えた投稿内容の変化や特徴など検証結果の総括を報告します。

▼ 株式会社 企業調査センター|公式サイト:https://kigyou-cyousa-center.co.jp/
▼裏アカウント特定サービス「Sトク」:https://kigyou-cyousa-center.co.jp/stoku/

■ 2021年度「 裏アカウント」から見えた懸念の割合

特定した裏垢全体の39.9%(※当社調べ)に何らかの懸念事項が確認されました。各企業が懸念と考える内容に多少の相違はありますが、約4割の人物が入社前に留意する点があるという結果となりました。

▼懸念項目ランキング
一人で複数の懸念事項が発見されるケースもありますが、懸念事項で圧倒的に多いものは「投稿内容の懸念事項」でした。

1)投稿内容懸念:50.6%(内訳:本人の投稿内容懸念28.18%/本人の友人の投稿内容懸念22.42%)
2)金銭問題:27.88%(内訳:金銭感覚・ギャンブル・投資依存・自己破産)
3)副業懸念:12.42%(内訳:マルチ商法関与・無申告での副業・ネットビジネス等)
4)職歴懸念:9.39%(内訳:雇用形態詐称・職務内容詐称・期間詐称)

■投稿内容懸念の事例

裏垢を所有している利用者が2021年の調べでは急増。昨年に比べ目的に応じて複数のアカウントを使い分けている人物が増えてきました。主な懸念内容としては断トツで投稿の発言内容となっています。複数のアカウントを持つことが主流となった昨今、当社では使い方が極端に違うアカウントは裏垢と認定しております。

▼裏アカ宣言者が続出
「本アカウント」でも暴力的な投稿や表現が散見していましたが、裏垢では更に汚い表現や暴力的な発言が散見されていました。また、裏垢を使うと宣言している人物も確認できています。履歴書や面接では至って普通の人物だったようですが、SNSの世界では人格が変わってしまう人物が昨年と比べ急増しています。

多くの方の記憶に残る、電車内の無差別殺傷事件の加害者の供述内容と同レベルの発言をSNS内で投稿している人物が急増したことは非常に危惧される点です。長引くコロナ禍におけるストレスなども要因と思われますが、そもそもSNSのリテラシーが崩壊し、無法地帯となっていると当社は考えています。

裏垢宣言する人物の特徴として、裏垢内で他人や世の中に対してより一層に過激な発言や暴力的な発言をする目的に作成しているようです。


[動画: https://www.youtube.com/watch?v=el-kuTV5uco ]


▼心の声が情報漏洩リスクや危険因子!?
インターンにおいて人間関係がうまくいかない事や人から受ける指摘に納得が行かず、些細なことであっても他人の行動などを実名付きで投稿したり、関係者が見ればわかってしまう業務上の大事内容なども投稿したりする人物も確認できています。

また、精神的に病んでいる投稿がエスカレートして、無差別殺傷事件の加害者の供述内容と同レベルの暴言を躊躇なく投稿する人物も確認できています。(例:イライラしすぎて、電車に乗っている人…など)驚くことに、女性がこういった過激な投稿をしているケースが多くみられます。

このように投稿内容が昨年と比べ格段にエスカレートしており、このような傾向は来年も継続すると予測されます。また、複数アカウントを作ること自体に問題はないのですが、それらの中で一つのアカウントが裏垢宣言した暴言などを投稿する専用のアカウントであったり、心の声と称して暴言や凶暴性を投稿する専用のアカウントだったりすることが複数名で確認できています。

▼ギャンブルの記録や個人情報のメモ代わりに利用するアカウント
これらのアカウントの特徴として、競輪アカ、レースの予想と結果、また自分のギャンブルの記録を投稿していました。ギャンブルにお金を投資すること自体は問題ないと思いますが、こういった人物は投資している金額が一般的な常識を逸脱しており金銭感覚が麻痺しています。その他、「パチスロアカ」「ギャンブルの収支報告アカ」なども確認できています。

また、転売アカと称したアカウントも確認できており、転売に成功した経緯をメモ代わりに利用し、自分の口座番号や住所といった個人情報を非公開設定にしないまま投稿していた方も確認できています。

▼副業懸念及び職歴懸念
コロナ禍特有の傾向であり、主に中途採用の方に散見していました。テレワークが増えオフィスに出勤せず在宅勤務になることで、副業の届け出をしないまま副業を行う人物が散見していました。そういった方の特徴として副業の内容自体に問題があったことから届け出ができないとう方です。

また、無申告の職歴の方も散見していました。履歴書に記載のない別会社のSNS上に名前の記載があり、履歴書で申告している職歴とは業種が異なっている方も多く確認できました。これはコロナ禍特有の傾向と思われ、無申告の会社の所在地が居住地とかなり離れた場所で通勤できない距離でありましたが、全てテレワークで勤務をしていたようです。(※申告しなかった理由は副業禁止であったため)

■裏アカ特定率89%採用後の適切な配属にも役立つサービス

SNS全盛の現代においては、良い部分も悪い部分も見えてくるSNSの投稿内容を分析し上手に活用することで、問題社員の採用やミスマッチ、早期離職など、経営に与えるリスクを事前に回避することができます。また、履歴書や面接では分からない本人の人間性、趣味、考え方などをあらかじめ知っていれば、採否を決めるだけではなく入社後の配属など適切な仕事を任せるのにも役立ちます。

本年の調査では、裏アカウントを89%と高い割合で特定することができました。企業調査センターでは今後も裏垢特定の調査スキルを向上させ人材採用の効率化をサポートしてまいります。


[動画: https://www.youtube.com/watch?v=wLmlo0scoMQ ]
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