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自分を高く売り、人生をよりよく生きぬくためのキャリア形成。ひたすら高い学歴と大手企業を目指す時代ではとうにない。では、どのように考えたらよいのだろうか？キャリアをマーケティングの理論を使って考え、わかりやすく解説する本が、１月下旬、ネット書店amazonで発売される。『キャリアにこそマーケティングを！』（佐藤恵子著　1,400円+税　青山ライフ出版）である。


商品の価値を多くの人に、正しく認識してもらい、正当な価格で販売するマーケティングの理論は、確かに労働市場における人間の価値に置き換えても有効に活用できそうだ。
著者であるキャリア戦略コンサルタント、佐藤恵子氏はそこに目をつけた。佐藤氏は本書執筆の動機を次のように語っている。

「キャリア支援活動を行うなかで、強く感じていたのは、実社会におけるサバイバル競争をも生き抜き、自分らしくより充実した人生を送るための戦略的な考え方や行動のノウハウです。つまりそれはキャリアを戦略的＝マーケティングを用いて考えようということです」
とは言っても、人間と商品の違いはもちろんある。

杓子定規にマーケティング理論を人間のキャリア形成に当てはめているのではない。

人はその人生の過程において、さまざまな段階がある。
「職場でのサバイバルの一手を、今すぐに考える必要がある」といった状況から、
病気、結婚、出産、育児、介護、就職、異動、休職、転職、起業、専門分野の変更、進学、失恋、家族の死去など……

そういったことを十分に考慮したうえで、さまざまな人生の節目に、「この先、どのようにしたら最もよいのか、冷静に考え判断したい」といった人にとって、より本人らしさや強みを生かした、失敗しない生き方を、戦略的に検討するための解説本が必要である。
そうした人のためにキャリア・マーケティングの専門家がそのノウハウを惜しみなく提供している。

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