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子供たちに一線を越えさせないために -教育者のための薬物乱用防止研修会開催-

日本薬物対策協会は、8月24日(水)文京区において教育者向けの「第三回 薬物乱用防止教育研修会」(主催:日本薬物対策協会、後援:株式会社 教育新聞社)を開催
「薬物はいけない」と知っていながらも、なお薬物に手を染めてしまう可能性のある子供たち、言ってみれば、「薬物乱用者予備軍」を作らないために、どのように薬物の本当の危険性を伝えることができ、最後の一線で思いとどまらせることができるのか―。

このような教育現場の抱える課題に答えるため、米国に本部を置く非営利団体、薬物のない世界のための財団(Foundation for a Drug-Free World)の日本支部である日本薬物対策協会は、夏季休業中の8月24日(水)、文京区シビックセンターにおいて教育者向けの「第三回 薬物乱用防止教育研修会」(主催:日本薬物対策協会、後援:株式会社 教育新聞社)を開催しました。

研修会ではまず、教育新聞の編集局次長である池田康文氏が、最近の薬物事件をあげ、生きる力や希望を与えるという教育の意義についてふれながら、薬物教育のポイントについて説明しました。続いて、日本薬物対策協会顧問の藤根元は、薬物の基礎知識として、主要な薬物の身体的・精神的な影響を説明するとともに、自分が薬物を始めてしまったきっかけの背景を、家族や先生、友人との関係をからめながら語りました。その後、元麻薬取締官であり、現在は薬物乱用防止の講師として活躍中の浦上厚氏より、当協会が配布している小冊子の有効性や活用方法について、自身の薬物教育の視点を交えて説明されました。

研修会の中ではまた、藤根が体験者として出演しているDVD(「知っていますか 薬物(ドラッグ)の真実」東映株式会社 制作)や、薬物のない世界のための財団制作のドキュメンタリーDVD「真実を知ってください 薬物」より、一部上映され、教育の中で活用できるものとして紹介されました。

今年で参加二回目である、大阪から来た高校教師は研修会の後、「今日の研修会内容をもとにさらに自分の仕事の中で役立てれば」と意欲を燃やしました。

 同協会は、教育関係者や地域のリーダーなどと協力し、2008年より東京や千葉、埼玉、神奈川など関東を中心に学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供、現在まで2万人以上の児童・生徒、教育者、保護者を対象に、薬物に関する情報、及び人道主義者であるL. ロン ハバード氏(米国)の研究に基づく薬物の身体的・精神的影響についての知識をもたらしてきました。また、街頭での小冊子配布イベントも毎年開催しており、毎年およそ数万冊の薬物に関する小冊子を各地で配布しています。先月8月28日にも、代々木公園(東京都・渋谷区)にて、街頭イベントを開催し、2000冊以上の小冊子を配布しました。

イベントや講演、教材に関する問い合わせ先:
日本薬物対策協会 
〒170-0001 東京都豊島区西巣鴨1-17-5 パークホームズ西巣鴨308
03−5394−0284(Tel/Fax) info@drugfreeworld.jp  http://www.drugfreeworld.jp
担当: 日本薬物対策協会 世話役 馬崎奈央
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