SEOTOOLSは、サイトのアクセスアップに必要なSEO対策ツールを無料提供中。まずはSEOアクセス解析ツールをご体験下さい。

イタリアの電力会社Ｅｎｅｌ社との
太陽光発電事業に関する合弁会社設立および
薄膜太陽電池の生産に関する合意について



　シャープ株式会社（以下シャープ）とイタリア最大の電力会社Ｅｎｅｌ社（以下エネル社）は、共同で独立発電事業（ＩＰＰ（※１））について２００９年春を目途に合弁会社を設立し、以降２０１２年末までに合計１８９ＭＷとなる複数の太陽光発電所を展開いたします。

　発電所は、温暖な地域での発電効率に優れている薄膜太陽電池を採用し、南イタリアを中心に設立・運営します。
　今後は、イタリア以外の地中海地域における独立発電事業についても検討し、さらに協力関係を強化してまいります。

　一方、薄膜太陽電池の生産協業については、シャープとエネル社に欧州の生産会社を加えた３社で、イタリアに年間生産能力１ＧＷ規模まで拡張可能な薄膜太陽電池工場を建設する計画です。第１次展開として年間生産能力４８０ＭＷの生産体制を整え、２０１０年中頃の稼動をめざしてまいります。
　３社は薄膜太陽電池のイタリアでの生産を行う合弁会社の設立に向けて、２００８年１２月に合意文書を締結する予定です。

　２００８年７月の地中海連合（※２）首脳会議で採択されたプロジェクト、すなわち２０２０年までに２０ＧＷの発電設備を整備することを目標とした「地中海ソーラー計画」においてイタリアは地理的に中心となります。こうした計画も視野に入れて、今後、シャープとエネル社は、地中海地域を含めた欧州における再生可能エネルギーの戦略的拡大を図ってまいります。

　シャープは、電力会社と組んで薄膜太陽電池の生産から独立発電事業までを一貫して手掛ける世界で初めてのソーラービジネスモデルを早期に立ち上げ、太陽電池のトータル・ソリューション・カンパニーの実現に向けて取り組んでまいります。


※１　ＩＰＰ（ＩＮＤＥＰＥＮＤＥＮＴ　ＰＯＷＥＲ　ＰＲＯＤＵＣＥＲ）とは、発電施設を設置して発電した電気を販売すること。

※ ２　ＥＵ加盟２７カ国と中東・アフリカ、その他非ＥＵ欧州国の１６カ国（計４３カ国）が参加。地中海連合では、長期的な目標として、サハラ砂漠に２０５０年までに合計１００ＧＷの発電設備を建設し、北アフリカ一帯と欧州各国に張り巡らした大容量送電線に送受電する構想も描いている。

http://www.sharp.co.jp/corporate/news/081127-a.html