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世界のLED関連投資は2011年も堅調に推移する見通し

報道関係者 各位
ニュースリリース


2010/07/16
株式会社グローバルインフォメーション
代表取締役社長 小野 悟


景気後退期を脱した2010年は、半導体業界にとって記録ラッシュの年になる見通しです。2010年の売上高の伸び率は30%前後になるという最新の予測もあり、半導体市場は、売上高、出荷量とも過去最高の水準に達すると見られています。また、半導体関連の国際的な工業会であるSEMIが発行した報告書「SEMI World Fab Forecast」も、半導体ファブ関連の支出が今年117%拡大し、2008年の水準を上回ると予想しています。これらの数字は、どれも半導体業界を大いに勇気付けるものですが、市場全体のこのような好調ぶりもかすんでしまうようなもう1つの注目市場が存在します。それが、発光ダイオード(LED)市場です。

LEDとソリッドステート照明(SSL)は、今最も脚光を浴びている市場であり、大きな注目を集めているだけではなく、新規の投資も増えています。テレビの液晶パネルなどで使用されるLEDバックライトの需要が急拡大しているうえ、一般的な照明器具としても巨大な潜在市場が見込めることから、LEDの需要は、来年以降爆発的に伸びる可能性があり、すでに昨年の時点で、供給の逼迫と潜在的な市場規模を視野に入れた新たな施設の建設計画や製造能力拡張計画が世界各地で続々と発表されています。



●他の分野を上回る新工場建設ラッシュ
SEMIがこのほど発行した市場調査レポート「Opto/LED Fab Watch - Overview of the Global LED/Optoelectronic Fabs (Annual Subscription ) (Opto/LED Fab Watch:世界のLED/オプトエレクトロニクスファブの概要)」によると、世界のLED(エピタキシー/チップ)専用ファブの数は、2009年時点で85だったといいます。今年はこの数が94に増え、光学/LED関連ファブ(このなかには、光学センサーや導波管、レーザーなどの光電子デバイスを製造しているファブも含まれます)全体の60%を占めるようになる見通しです。また、最近も新たな計画が発表されており、来年操業を開始するLEDファブの数は、11を超えると予想されています。

地域別の分析データを見てみると、LED専用ファブの数が最も多いのは依然として台湾ですが(表1参照)、今後操業を開始する新たな施設の多くは中国国内にあります。これは、同国の地方政府がMOCVD(有機金属気相成長技術)機器を購入する企業に補助金を出したり、合弁事業のパートナーとしてLEDファブに直接投資を行ったりしているためです。また、中国に建設される新しいLEDファブの大半が台湾LEDメーカーの投資案件であるという点も目を引きます。



●生産能力も2桁台の伸びに
LEDファブ全体の生産能力は、今年33%拡大する見通しです。また、2011年の生産能力の伸び率は27%であり、世界全体の月間ウエハ生産量は139万2,000枚(4インチウエハ換算)に達すると予想されます。半導体業界全体として見た場合、2010年から2011年にかけての生産能力の伸び率は1桁台にとどまる見通しであり、LEDファブの生産能力は、これをはるかに上回るペースで拡大することになります。


LED業界における資本支出の状況を細かく見てみると、ファブでの設備投資が、2009年の4億8,000万ドルから2010年には13億ドルへとおよそ3倍に増加し、過去最高水準に到達しつつあることが分かります。資本支出の急拡大を促している主な要因は、LEDバックライト技術の急速な普及です。設備投資をめぐるこうしたトレンドは、2011年に入ってからも続く見通しであり、現時点での予測ながら、同年の設備投資は13億ドルを超えると思われます。



●LED製品の供給過剰に対する懸念
積極的な投資には、供給過剰と市場の不透明さに対する懸念が常に付きまといます。もちろん、LED市場も例外ではありません。新たな施設がすべて操業を開始した場合、最終製品市場も相応のペースで成長させる必要があります。一方、今年はサファイア基板が品薄になっており、MOCVD工作機械が納入されるまでの時間も延びるなど、原材料と製造設備の両方で供給面への懸念が強まっています。また、一般用のLED照明器具に対する需要も、これまで予想されていたより速いペースで伸びているようです。これら2つの要因が絡まることで、需要と供給の見通しがよりバランスの取れたものになる可能性もあります。


SEMIのOpto/LED Fab Watchは、直前の四半期における世界の高輝度発光ダイオード(HB LED)および光電子関連ファブの概況を示すデータベースです。これらの施設では、光源、光制御、光検知などの機能を備えたデバイスが製造されており、Opto/LED Fab Watchでは、所在地、理論上の生産能力、ウエハのサイズといった情報がファブごとにまとめられているほか、世界各地域の設備投資の概況も盛り込まれています。




【年間情報サービス】
Opto/LED Fab Watch:世界のLED/オプトエレクトロニクスファブの概要
Opto/LED Fab Watch - Overview of the Global LED/Optoelectronic Fabs (Annual Subscription )
http://www.gii.co.jp/annual/sem103294-opto-led-fab-watch.html
発行回数: 4 回 / 年
発行: SEMI


【本件に関するお問合せは下記まで】

株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F

                                以 上
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