2015年のバナジウムの価格は、1kgあたり75ドルに
[10/08/03]
提供元:NEWS-ON
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報道関係者 各位
ニュースリリース
2010/08/03
株式会社グローバルインフォメーション
代表取締役社長 小野 悟
株式会社グローバル インフォメーションは、英国の調査会社Roskill Information Services, Ltd.が発行した報告書「Vanadium: Global industry markets and outlook, 12th edition 2010 (バナジウム:世界市場と見通し(第12版・2010年))」の販売を開始しました。
世界市場におけるバナジウムの生産は、2003年から2008年にかけて年率7%を上回るペースで伸びています。拡大する生産を主に担っているのは、既存のバナジウム鉱山や精錬所であり、とりわけ中国が大きな役割を果たしています。この10年間で、中国はバナジウムの主な消費国になると同時に、主な生産国としての地位も固めています。2003年から2009年までの中国におけるバナジウムの需要は、年率13%で伸びているのです。とりわけ興味深いのは、急拡大している同国のバナジウム需要が、鉄鋼生産量の急激な上昇と連動しているという事実です。この調査レポートでは、「経済的に成熟した国々では、途上国に比べ鉄鋼生産に使用されるバナジウムの量がはるかに大きくなっており、2008年の米国における粗鋼1トンあたりのバナジウム使用量は、中国の3倍を超えています」と指摘しています。とはいえ、供給量に関するデータを見てみると、現時点で中国が世界のバナジウム需要の50%近くを占めていることが分かります。同国が今後2年間で鉄鋼生産を計画通りに伸ばした場合、バナジウムの需要はさらに拡大することになります。また、「オーストラリアにあるWindimurra Vanadiumの鉱山と精錬所が再開し、ブラジルで新たな鉱山と精錬所が操業を開始し、中国四川省でのスラグ生産量がさらに拡大し、米国と南アフリカでウラン加工の副産物として生産されるバナジウムの量が増えれば、世界的に供給量が増える可能性もあります」との見通しを示しています。その一方で、BRIC(ブラジル、ロシア、インド、中国)諸国が鉄鋼の生産量を順調に拡大させると同時に、生産の重点をバナジウム含有量の大きい高強度低合金鋼に移すことが、バナジウム市場の成長を促す大きな要因になるとも指摘しています。
本書で取り上げられている主なテーマ
●バナジウムの生産が計画通りに伸びなかった場合、価格はどのように反応するのか
●商業ベースで開発が可能と思われる主なバナジウム資源の所在地はどこか
●バナジウム酸化還元反応電池の開発は、将来の需要にどのような影響を及ぼすのか
●残留物や灰から得られるバナジウムが全体の供給量に占める割合はどの程度か
●米国がフェロバナジウムに対して導入したダンピング防止措置は、バナジウム製品の世界的な取引にどのような影響を及ぼすのか
●高強度低合金鋼でフェロバナジウムをフェロニオビウムに置き換えた場合、強度はどの程度低下するのか
【市場調査レポート】
バナジウム:世界市場と見通し(第12版・2010年)
Vanadium: Global industry markets and outlook, 12th edition 2010
http://www.gii.co.jp/report/ros122028-glob-vanadium.html
出版日: 2010/07
発行: Roskill Information Services, Ltd.
【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F
以 上
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2010/08/03
株式会社グローバルインフォメーション
代表取締役社長 小野 悟
株式会社グローバル インフォメーションは、英国の調査会社Roskill Information Services, Ltd.が発行した報告書「Vanadium: Global industry markets and outlook, 12th edition 2010 (バナジウム:世界市場と見通し(第12版・2010年))」の販売を開始しました。
世界市場におけるバナジウムの生産は、2003年から2008年にかけて年率7%を上回るペースで伸びています。拡大する生産を主に担っているのは、既存のバナジウム鉱山や精錬所であり、とりわけ中国が大きな役割を果たしています。この10年間で、中国はバナジウムの主な消費国になると同時に、主な生産国としての地位も固めています。2003年から2009年までの中国におけるバナジウムの需要は、年率13%で伸びているのです。とりわけ興味深いのは、急拡大している同国のバナジウム需要が、鉄鋼生産量の急激な上昇と連動しているという事実です。この調査レポートでは、「経済的に成熟した国々では、途上国に比べ鉄鋼生産に使用されるバナジウムの量がはるかに大きくなっており、2008年の米国における粗鋼1トンあたりのバナジウム使用量は、中国の3倍を超えています」と指摘しています。とはいえ、供給量に関するデータを見てみると、現時点で中国が世界のバナジウム需要の50%近くを占めていることが分かります。同国が今後2年間で鉄鋼生産を計画通りに伸ばした場合、バナジウムの需要はさらに拡大することになります。また、「オーストラリアにあるWindimurra Vanadiumの鉱山と精錬所が再開し、ブラジルで新たな鉱山と精錬所が操業を開始し、中国四川省でのスラグ生産量がさらに拡大し、米国と南アフリカでウラン加工の副産物として生産されるバナジウムの量が増えれば、世界的に供給量が増える可能性もあります」との見通しを示しています。その一方で、BRIC(ブラジル、ロシア、インド、中国)諸国が鉄鋼の生産量を順調に拡大させると同時に、生産の重点をバナジウム含有量の大きい高強度低合金鋼に移すことが、バナジウム市場の成長を促す大きな要因になるとも指摘しています。
本書で取り上げられている主なテーマ
●バナジウムの生産が計画通りに伸びなかった場合、価格はどのように反応するのか
●商業ベースで開発が可能と思われる主なバナジウム資源の所在地はどこか
●バナジウム酸化還元反応電池の開発は、将来の需要にどのような影響を及ぼすのか
●残留物や灰から得られるバナジウムが全体の供給量に占める割合はどの程度か
●米国がフェロバナジウムに対して導入したダンピング防止措置は、バナジウム製品の世界的な取引にどのような影響を及ぼすのか
●高強度低合金鋼でフェロバナジウムをフェロニオビウムに置き換えた場合、強度はどの程度低下するのか
【市場調査レポート】
バナジウム:世界市場と見通し(第12版・2010年)
Vanadium: Global industry markets and outlook, 12th edition 2010
http://www.gii.co.jp/report/ros122028-glob-vanadium.html
出版日: 2010/07
発行: Roskill Information Services, Ltd.
【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F
以 上