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アクティブRFID、2020年の市場規模は現在のおよそ10倍に

報道関係者 各位
ニュースリリース


2010/09/24
株式会社グローバルインフォメーション
代表取締役社長 小野 悟


株式会社グローバル インフォメーションは、英国の市場調査会社IDTechEx Ltd.が発行した報告書「Active RFID and Sensor Networks 2011-2021 (アクティブRFID・センサーネットワーク:2011-2021年)」の販売を開始しました。

「アクティブRFID」とは、さまざまな技術を包摂する用語であり、ZigBee、RuBee、Ultra Wide Band(UWB)、Wi-Fiなどの無線通信規格をサポートするリアルタイム位置情報システム(RTLS)やユビキタスセンサーネットワーク(USN)、アクティブRFIDなどが含まれます。バッテリー駆動のRFIDタグであるアクティブRFIDは、急成長を遂げつつあるRFID市場のなかでも支出額の大幅な伸びが期待されている分野です。RFID市場のなかでアクティブRFIDへの支出額が占める割合は、2010年の時点で13%程度ですが、2020年には25%へと拡大し、60億2,000万ドルの巨大市場が生まれると予想されているのです。これに携帯電話用RFIDモジュール(アクティブRFIDのもう1つの形態)を加えると、2010年には1億8,000万ドル、2020年には16億ドルが上乗せされることになります。

2010年初頭までに世界で販売されたアクティブRFIDタグの数は7億7,200万個で、その大半(6億9,000万個)は、自動車のキーレスエントリーシステムで使用されています。また、将来販売されるアクティブRFIDタグも、その大部分は既存技術の置き換えではなく、新たな機能を実現するために使用されると思われます。キーレスエントリーシステムに次いでアクティブRFIDタグが多用されているのは軍関係の用途で、現在1,400万個が使われています。いずれの分野でも、アクティブRFIDに対する支出額は10億ドルを超えています。

近年、投資コミュニティではアクティブRFIDに対する関心が高まっています。IDTechExの調査によると、最近資金調達を行ったRFID関連企業27社のうち、アクティブRFID分野の企業は37%を占めており、22%は今最も注目されているRTLS分野の企業だといいます。また企業買収に関しても、アクティブRFID企業重視の傾向は強まっています。数億ドルの資金が投じられた業界最大規模の買収案件で対象となったのは、アクティブRFIDシステムとRTLSシステムを販売している企業でした。

本調査レポートは、各種の技術や関連企業、市場を包括的に分析するとともに、タグの出荷数量や単価、読取装置の出荷数量や価格などを含む今後10年間の詳細な予測を示したもので、実用化されている75種類以上のアクティブRFID製品や100社を超える供給企業の詳しい情報に加え、プリンテッドバッテリーやWi-Fi RFID、UWBタグとそのシステムなど関連技術についての分析も盛り込まれています。また向こう10年間の予測については、実用性を高めるため、周波数、用途、領域などの市場区分に対応した構成になっており、図表も数多く使用されています。



【市場調査レポート】
アクティブRFID・センサーネットワーク:2011-2021年
Active RFID and Sensor Networks 2011-2021
http://www.gii.co.jp/report/ix129334-rfid-sensor-network.html
出版日: 2010/09
発行: IDTechEx Ltd.


【本件に関するお問合せは下記まで】

株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F

                                以 上
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