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シリコン市場に日が射す

報道関係者 各位
ニュースリリース


2011/08/05
株式会社グローバルインフォメーション
代表取締役社長 小野 悟


最近のシリコン産業における大きな発展は、ソーラーグレードポリシリコンの需要が3倍に増加したことであり、今後数年で太陽光発電(PV)モジュールに使われる数量が大量シリコン市場に匹敵するレベルに達することが期待されています。加えて、高価なソーラーグレードシリコンは、大量市場に比べて高い利益率を実現することができます。

株式会社グローバル インフォメーションは、英国の調査会社ロスキル・インフォメーションサービスが発行した報告書「Silicon and Ferrosilicon: Global Industry Markets and Outlook, 13th edition 2011 (シリコンおよびフェロシリコン:世界の市場および見通し(第13版:2011年))」の販売を開始しました。


世界不況の影響から回復しつつあるシリコン市場
シリコンおよびフェロシリコンの需要は、2009年に大きく落ち込んだあと、2010年にはそれぞれ約1.8Mtおよび7.4Mt(総重量)に回復しました。2010年においては、中国が鋼鉄およびアルミ製品の需要増に伴って、最もシリコン製品を消費しています。

世界のシリコン金属生産量は、主として中国の産出量の増加により、2001年の約1.1Mtから2010年には1.76Mtに増加しました。シリコン金属は2010年には15ヶ国で生産され、世界の全生産量の約46%を中国が占めました。

主として中国の過剰生産(一部は季節的な利用)により、世界のシリコン生産能力は約3分の2が活用されていることになります。

31ヶ国におけるフェロシリコンの世界生産量は、2009年の6.1Mtから回復して、2010年には約7.1Mtでした。


アルミニウムおよび鋼鉄が依然としてシリコンおよびフェロシリコンの最大の最終用途
2010年におけるシリコン金属の主要市場は、アルミニウムとの合金化元素(45%)、シリコーンおよびシラン化学製品(35%)、そしてPV(12%)でした。フェロシリコンの市場は、大部分が鋼鉄(85%)および鋳鉄(15%)であり、ごく少量が非鉄合金、高密度媒質、およびその他の用途に利用されました。

アルミニウム製品およびコンポーネントのほとんどが、ある程度のシリコンを含有するにもかかわらず、自動車のエンジン部品に使われるアルミニウムを鋳造する際には、大量のシリコンが加えられます。鋳造アルミニウム合金は最大で23%(通常7%)のSiを含み、アルミニウム合金におけるシリコン金属消費の80%以上を占めます。

鉄鋼メーカーによって最も消費されるシリコンは、50%Siおよび75%Siグレードのフェロシリコンで、75%Siグレードがより一般的です。「シリコン鋼鉄」という言葉は、一般的には0.4%Si以上のシリコンを含有する炭素鋼を指します。


太陽電池によって見通しが明るくなったシリコン市場
太陽光発電は、2010年には100ヶ国を超える国で電力を生み出し、世界で最も急速に成長している発電技術です。送電網に接続された太陽光発電能力は、2011年の年初にはおよそ30GWでしたが、世界の総発電能力である5TW(テラワット)に対しては、依然としてほんの一部にすぎません。2004年から2010年にかけて、送電網に接続された太陽発電能力は年平均60%の比率で増加しました。これに加えて、送電網を利用しない太陽光発電能力が4GWあります。

技術および規模の発展によって促進され、太陽光発電コストは徐々に低減してきており、太陽光発電電力の優遇固定価格買取制度や、発電設備の新設に対する政府補助金などの奨励金が、多くの国において太陽光発電の導入を支えてきました。

ソーラーグレードシリコン生産および太陽光発電のコストが下がるとともに、シリコンの需要は増えます。太陽光発電市場が拡大し成熟化するに連れ、年率50%から60%の成長は稀となりますが、2015年までの期間においては、シリコン需要の平均成長率は年率20%となる可能性が高く、この結果2015年の市場規模は535ktに達することが見込まれます。

太陽光発電におけるシリコンの需要は急増するものの、シリコン金属およびフェロシリコンの最大の最終用途は、依然としてアルミニウムおよび鋼鉄となることが見込まれます。

アルミニウム合金化元素としてのシリコンの需要増は、今後も世界の自動車産業による鋳造アルミニウム部品の利用に大きく依存し続けます。あらゆる形態のシリコンを含むアルミニウム合金の中期的な世界的需要増は、自動車生産、電化および建設の増加に伴うアジア経済の拡大に大きく依存します。この需要予測においては、アルミニウム合金におけるシリコンの消費は、今後5年間において年率でおよそ5%の成長となることが見込まれています。

鋼鉄用フェロシリコンの需要は、特にBRIC諸国などの新興市場における鋼鉄生産によって促進されます。世界の粗鋼生産は2015年までに年平均5-6%で成長することが見込まれています。

シリコン価格は、2009年には大きく下落したものの、2010年後半および2011年年初に堅調に反騰し、2008年初頭に見られた記録的な水準にまで回復しています。さらに長期的には、米国および欧州におけるアンチダンピング税と、中国における高い電力コストにより、シリコン価格が米ドル3,000/t以上に留まらない理由は見当たらず、2013年以降は米ドル4,000/tに向かう可能性が高いと見られています。

【市場調査レポート】
シリコンおよびフェロシリコン:世界の市場および見通し(第13版:2011年)
Silicon and Ferrosilicon: Global Industry Markets and Outlook, 13th edition 2011
http://www.gii.co.jp/report/ros192334-silicon-ferrosilicon-global-industry-markets.html
出版日: 2011年06月
発行: ロスキル・インフォメーションサービス


【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F

                                以 上
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