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アクティブシニア「食と栄養」研究会が提案 〜大切なのは筋肉!歩き方と栄養摂取を意識!〜 歩幅プラス10cmでのばそう!健康寿命

アクティブシニア「食と栄養」研究会(所在地:東京都中央区、運営委員長:鈴木 隆雄)では、健康意識の高いアクティブシニアに向けて、老年症候群(加齢による身体機能や精神機能の低下に伴い表出する転倒、骨折、尿失禁、認知症、うつ状態、低栄養、せん妄などの総称)などの予防に役立つ情報を発信しています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/156804/LL_img_156804_1.jpg
歩容とは

【歩行速度と歩容で、老年症候群の予測が可能に】
アクティブシニア「食と栄養」研究会 運営委員の金 憲経先生(東京都健康長寿医療センター 自立促進と介護予防研究チーム 研究部長)は、都市部在住70歳以上の高齢女性の膝痛、尿失禁、転倒の徴候と歩行速度・歩容の関連について、歩容から老年症候群を予測するための調査を実施しました(後述【老年症候群と歩容の関係調査について】参照)。
膝痛、尿失禁、転倒と歩行要因を比較した結果、いずれの症状でも軽度の場合では歩行速度の低下が、中程度以上の症状では歩容の変化が特徴づけられていることが確認できました。
これまでの研究では、転倒や尿失禁の症状がある人は、健康な高齢者と比べて歩行速度の遅いことは報告されていますが、歩容についての報告は少なく、本研究では中程度以上の症状には歩行速度のみではなく、歩容がより強く関与していることが明らかになりました。
これにより、歩行速度と歩容の要因を組み合わせることで、各症状の早期発見に活用できる可能性が期待されます。


【普段の歩幅プラス10cmで筋肉へ刺激を!】
高齢者が自立をし、生活の質の高い日常生活を送るアクティブシニアになるためには、疾病の予防だけでなく、日常生活動作(activities of daily living:ADL)を低下させないことが重要です。近年の高齢者研究から、ADLの低下には運動機能、なかでも歩行機能の影響が大きいことがわかっています。

スポーツの実施状況等に関する世論調査(スポーツ庁:平成29年度調査)では、この1年間に実施した種目は「ウォーキング」がトップで、男女ともに半分以上の人がウォーキングに取り組んでおり、年齢別では70代が70%以上取り組んでいます。
また、シニアがウォーキングをする際、最も心がけていることは「歩数」や「歩行時間」であることがアクティブシニア「食と栄養」研究会のアンケート結果で明らかになりました。しかし、ここ数年の研究により、単にたくさんウォーキングするだけでは不十分であることがわかってきました。なぜなら、ウォーキングだけでは年齢とともに減っていく筋肉量の維持ができないのです。

・アンケート
https://www.atpress.ne.jp/releases/156804/img_156804_2.jpg


金先生の老年症候群の調査では、「歩容」が重要ということがわかりました。そこで、筋肉量維持のために金先生が提唱するのは、「普段の歩幅プラス10cm」ウォーキングです。歩幅が大きくなると自然にスピードが上がり、筋肉に刺激が与えられ、筋トレ効果が期待できます。

・+10cm
https://www.atpress.ne.jp/releases/156804/img_156804_3.png

筋肉量維持のためには運動だけでなく、筋肉の素となるタンパク質、アミノ酸等の栄養成分を摂取することが重要です。シニアへのアンケートでは、ウォーキングのために摂取を心がけている成分は「水分」「タンパク質」「カルシウム」という回答でした。運動だけで、必要な栄養成分を摂取していなければ、筋肉の維持や増やすことは困難です。運動の際にはタンパク質を中心とした食事が必要だという認識は徐々に広まりつつあるようです。


【老年症候群と歩容の関係調査について】
<目的>
都市部在住の高齢女性の膝痛、尿失禁、転倒の徴候と歩容との関連を検討し、歩容から老年症候群の予測が可能であるかを検討する。

<方法>
2009年度に70歳以上の高齢女性を対象に実施した包括的健診に参加した971名のうち聞き取り調査、歩行測定、認知機能低下の疑いがなかった870名を対象とした。
聞き取りでは、膝痛有無、尿失禁有無、転倒有無などを調査した。歩容は、ウォークWayより、歩行速度、ピッチ(ケイデンス)、ストライド、歩幅、歩隔、歩行角度、つま先角度、左右差(ストライド、歩幅、歩隔、歩行角度、つま先角度)を求めた。また、膝痛、尿失禁、転倒の徴候の有無、徴候の程度を従属変数と歩容変数を独立変数とした多重ロジスティック回帰分析を施した。

<結果>
膝痛、尿失禁、転倒の徴候を有する群では、歩行速度が遅く、ピッチ(ケイデンス)、ストライド、歩幅が減少し、歩隔、歩行角度が増大した。多重ロジスティック回帰分析の結果、軽度のいずれの徴候には、歩行速度が有意に関連した。一方、中程度以上の徴候の場合、膝痛では歩隔(OR=0.58,95%CI 0.40〜0.84)、歩行角度(OR=1.62,95%CI 1.30〜2.01)が、尿失禁では歩行速度(OR=0.97,95%CI 0.96〜0.99)、歩行角度(OR=1.14,95%CI 1.02〜1.26)、歩行角度左右差(OR= 1.43,95%CI 1.09〜1.86)が、転倒では歩幅(OR=0.85,95%CI 0.79〜0.93)、歩行角度左右差(OR=1.36, 95%CI 1.01〜1.85)が有意に関連した。

・膝痛、尿失禁、転倒に関する歩容変数
https://www.atpress.ne.jp/releases/156804/img_156804_4.jpg
・項目と説明
https://www.atpress.ne.jp/releases/156804/img_156804_5.gif

<結論>
歩行速度と歩容要因を組み合わせることで、徴候の早期発見に活用できる可能性が強く示唆された。

引用文献
金 憲経,他:「都市部在住高齢女性の膝痛、尿失禁、転倒に関連する歩行要因」., 日本老年医学会雑誌, 50(4):528-535.2013


当研究会では、アクティブシニアの食と栄養に関する情報をホームページで公開しています。高齢者の健康維持、健康寿命の延伸とQOL向上実現を目的に、今後も有意義な情報発信をしていきます。

本リリースの詳細情報は以下URLからご確認いただけます。
https://activesenior-f-and-n.com/topics/2018/0518.html


【アクティブシニア「食と栄養」研究会について】
日本は極めて早いスピードで超高齢社会を迎えています。
当研究会では、フレイル、ロコモティブシンドローム、サルコペニアをはじめとする高齢者の虚弱化対策に「食と栄養」の観点から取り組み、その予防および改善に繋がる情報を積極的に発信し、健やかで豊かなアクティブシニアライフをサポートします。

<活動内容>
・高齢者の健康維持、健康寿命の延伸とQOL向上実現のための「食と栄養」を中心としたさまざまな情報発信
・高齢者の虚弱、ロコモティブシンドローム・サルコペニア対策の普及・啓発、食と栄養観点での対策情報の提供
・セミナー、シンポジウムの開催
・市場調査・最新の研究情報の提供
・プロシューマ(管理栄養士、栄養士、医師、看護師、薬剤師、介護士、研究者等)のネットワーク化と各種調査

<運営委員長>
鈴木 隆雄(桜美林大学 老年学総合研究所 所長、大学院教授
独立行政法人 国立長寿医療研究センター 総長特任補佐)

【運営委員】
金 憲経 (東京都健康長寿医療センター
自立促進と介護予防研究チーム 研究部長)
石田 裕美 (女子栄養大学 給食・栄養管理研究室 教授)
上西 一弘 (女子栄養大学 栄養生理学研究室 教授)
小林 久峰 (味の素株式会社)

【協賛会員】
○協賛正会員:アサヒグループホールディングス株式会社/味の素株式会社/味の素ヘルシーサプライ株式会社/太田油脂株式会社/花王株式会社/株式会社カネカ/株式会社J-オイルミルズ/日成共益株式会社/日本ケロッグ合同会社/フォーデイズ株式会社/株式会社ブランドゥコミュニケーション/丸大食品株式会社
○協賛準会員:日本理化学薬品株式会社/ロート製薬株式会社


アクティブシニア「食と栄養」研究会ホームページ
https://activesenior-f-and-n.com/
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