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GfK Japan調べ:2010年 調理家電市場販売動向

 ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社(所在地:東京都中野区、代表取締役社長:朝比奈 進)は、家電量販店店頭における調理家電の販売動向を発表した。

【概要】
・2010年1-11月期の調理家電カテゴリー(※)は、数量前年比6.0%増、金額前年比7.5%増と伸張。
・オーブン電子レンジにおける過熱水蒸気搭載モデルや、炊飯器における蒸気の排出を抑えるモデルなど高付加価値商品が市場の活性要因に。
・ホームベーカリーとエスプレッソマシンは新需要開拓により、市場を拡大。

(※)調理家電カテゴリー・・・調理に使用する家電カテゴリー(レンジ・トースタ類、炊飯器、コーヒーメーカー、調理加熱器具、ジューサ類、ポット類)。冷蔵庫は保存することが基本機能であるため含まない。


【来客数増加と内食ブームとの相乗効果で堅調に推移】
 2010年の調理家電市場は、量販店への来客数増加と内食ブームとの相乗効果により、販売数量・金額ともに堅調に推移している。1-11月期における調理家電カテゴリーは数量前年比6.0%増、金額前年比7.5%増を記録した(図1)。
 2010年はエコポイント制度や猛暑に後押しされ、量販店の客足が伸びた。エコポイント付与対象品目である冷蔵庫の1-11月期の販売数量は前年の1.2倍に膨らんでおり、売場の近い調理家電もその恩恵を受けたと考えられる。また、節約志向から内食への関心が高まっているが、「せっかくならワンランク上の機能を」という風潮から、付加価値の高い商品が好調に販売を伸ばしている。ここ数年「おいしさ」を筆頭に「ヘルシー」「時短」「簡単」「安全」などを訴求軸にした高付加価値モデルが続々登場し、市場全体を活気づけている。

図1:調理家電全体・オーブン電子レンジ・炊飯器 数量前年比・金額前年比増減
http://www.atpress.ne.jp/releases/18416/6_1.png


【高付加価値商品で活性化するオーブン電子レンジと炊飯器市場】
 調理家電市場の牽引役となったのはオーブン電子レンジと炊飯器で、いずれも数量・金額の両面から底固い成長を見せた。
 オーブン電子レンジは毎月プラス成長を維持し、1-11月期の前年比は数量9.4%増、金額7.8%増を記録した。特にエコポイント制度変更に伴う対象3品目(TV、エアコン、冷蔵庫)の駆け込み需要が見られた10-11月期は数量前年比15.4%増となった。過熱水蒸気(超高温の水蒸気)を搭載したモデルは、食品の余分な油分・塩分を落とし、栄養素や旨みを保持した調理が出来るとされ、メーカー各社も独自技術を活かした調理メニューで差別化を図っている。同タイプは「ヘルシー」という付加価値を最大の武器に徐々に市場へ浸透し、2010年は数量ベースで3割以上を占める安定した地位を築いた(図2)。オーブン電子レンジ全体の平均価格が3万円弱なのに対し、同タイプは5万円前後と高価格だ。

図2:オーブン電子レンジ スチーム種類別数量構成比推移
http://www.atpress.ne.jp/releases/18416/2_2.png


 1-11月期の炊飯器市場前年比は数量8.0%増、金額10.0%増となった。オーブン電子レンジと同様、10-11月期は数量前年比15.0%増と伸張し、駆け込み需要の恩恵を受けた。
 電磁を利用して発熱するIH方式が炊飯器の7割以上を占めるが、とりわけ実売価格5万円以上の高機能モデルが売場や広告で訴求力を強めている。全体に占める数量構成比は11月で5.0%と限定的だが、金額構成比は14.9%と金額ベースでの成長を下支えしている。
 同クラスでは炊飯技術、形状、機能にこだわった新モデルの投入が相次ぎ注目を集めている。中でも蒸気の排出を抑える機能は安全性だけでなく「おいしさ」や「使い勝手」といった付加価値から、人気を集めている。
 同クラスの11月販売数量ランキングで1位となった三菱電機の「蒸気レスIH」は蒸気を出さない機能の元祖シリーズで、水冷システムで蒸気を水に戻すため、蒸気を完全にカットできる。象印のモデルは羽釜形状を採用しかまど炊きを再現した本格的な味を訴求している。「蒸気セーブ」メニューを搭載し、圧力センサーの検知によって蒸気量を抑える。日立のモデルは蒸気をリサイクルし、スチームとして保湿性能向上に使用する。このように蒸気を抑える機能は急速に浸透しつつある。

表1:炊飯器 5万円以上 モデル別販売数量ランキング(2010年11月)
http://www.atpress.ne.jp/releases/18416/3_3.png


【市場拡大を見せるホームベーカリーとエスプレッソマシン】
 ホームベーカリーやエスプレッソマシンは、内食ブームを背景に新たな需要を創出し、市場規模を拡大している。生活必需品という位置付けではないが、自分で好きなようにアレンジできる「楽しさ」を決め手とし、順調にニーズを押し広げている。
 手軽に焼きたてのパンを作ることができるホームベーカリーは、調理家電の中でも最も勢いのあるカテゴリと言えよう。ここ数年市場は拡大傾向にあるが、特に2010年はモデルの選択肢が広がったことで勢いを増し、1-11月期の数量前年比は46.1%増となった。炊飯器技術を応用し米からパンを作る機種などの発売で市場への注目度は高まっており、2011年は更なる成長が見込まれる。このような他カテゴリーを取り込んだ複合的な商品は、成熟市場を活性化する要素になりえるだろう。
 高価・高級といったイメージが強いエスプレッソマシンは、手頃な価格帯の登場で間口が広がり、1-11月期は数量前年比68.9%増と拡大した。カプセルをセットすれば簡単にドリンクを抽出できるポーションタイプが大半を占め、「手軽さ」と「高級感」のバランスが需要を刺激していると考えられる。

 調理家電市場は大部分が普及カテゴリであるため、毎年の大幅な市場拡大は見込まれにくい。2010年のような来客数の増加は特異的なものであり、2011年以降は別の側面から販売を促進する必要がある。付加価値の創出により、より幅広い需要が開拓されることが期待される。


≪GfK Japanのデータについて≫
 全国有力家電量販店より、毎日POSデータを収集。モデル別であらゆるカテゴリーの動向を調査している。多くの市場データが出荷時点を捉えているのに対し、販売時点で実需を細かく追っているのが特徴である。
 また、同様に総合量販店(GMS)や地域家電店、インターネットチャネルなどからも販売データを収集している。

URL: http://www.gfkjpn.co.jp/
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