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市民と関係人口が紡ぐ鹿児島市の未来 鹿児島ファンの拡大を目指した事業を実施

2018年度に鹿児島市シティプロモーション戦略ビジョンを策定し、鹿児島ファンの拡大を目指した取組を進めている鹿児島市では、同戦略ビジョンに取組の方向性として「シビックプライドの醸成」「関係人口へのアプローチ」を掲げ、2020年度に本市ならではの事業を実施しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/253666/LL_img_253666_1.png
鹿児島市の取り組み

1. シビックプライドを醸成する「PLAY CITY!DAYS」
シビックプライドを醸成するため、鹿児島市と関わりを持ちたい市民等を対象にワークショップ「PLAY CITY!DAYS」を開催しました。
この事業は2019年度から実施しており、「楽しむこと」をコンセプトに、ワークショップを通して、まちに対する愛着・誇りを高めた参加者がより良いまちにするプランをまとめ、まちの人たちと交流しながら、実践するもの。
名称の「PLAY CITY!」に「まちを楽しむ」、「DAYS」に「続ける」の想いを込めています。

(1) 2020年度の取組
新型コロナウイルス感染症対策のため、全体会はオンライン開催としましたが、126名(市外26名、うち県外8名)もの申込みがあり、チームでの少人数によるオフライン交流を織り交ぜながら、4か月にわたり活動しました(8月下旬開講、11月終了)。
参加者をまちづくりキーパーソンがいる10のエリアに分けてチームをつくり、各チームで鹿児島市の魅力を伝える動画(各エリア2本、計20本)を制作し、YouTubeで公開したほか、エリアごとに「楽しみながらできるまちを想う活動」を実践しました。

(2) エリアでの活動事例
新しい生活様式を踏まえるという制約がある中での活動ではありましたが、「まちを想う活動」の一つ「#今こそ天文館」では、中心市街地である天文館の若年層離れを感じた大学生を中心としたメンバーが、まちの賑わいを取り戻したいと、天文館の良さや歴史を伝えるため、地域で活躍している方をゲストにオンライントークイベントを開催しました。
また、栄門(伊敷地区)では、地域にある大名庭園を広く認知してもらうため、庭園内の旧邸宅を活用して、地域の方も参加できるお茶会を開催し、その様子をSNSで発信したほか、動画を制作してYouTubeで公開しました。
■「#今こそ天文館」のフライヤーと栄門のお茶会の様子

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/253666/LL_img_253666_2.jpg
#今こそ天文館のフライヤー
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/253666/LL_img_253666_3.jpg
英門でのお茶会の様子

(3) PLAY CITY!CATALOG
2019年にスタートしたPLAY CITY!DAYS。その2年間の取組やワークショップ以降も続いているまちを想う活動を紹介する冊子「PLAY CITY!CATALOG」を制作しました。参加者が楽しみながらまちへの想いを深めていく軌跡を辿ることができる一冊となっています。
○PLAY CITY!CATALOG
https://www.city.kagoshima.lg.jp/kouhousenryaku/pcd/catalog.html

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/253666/LL_img_253666_4.png
PLAY CITY! CATALOG

(4) PLAY CITY!パートナーズ
本事業を通して、鹿児島市への想いと参加者同士の関係性が深まり、引き続き本事業との関わりを希望するコミュニティ「PLAY CITY!パートナーズ」に新たに52名(2019年度登録者86名)が登録し、まちを想う自主的な活動を継続しています。 3月21日(日)には、自主企画「PLAY CITY!GOMIHIROI」を開催し、チームに分かれた参加者が、ゴミの重量や歩数を競ったほか、「映える」「癒し」などの題にふさわしい写真を撮影し、SNSで発信するなど、ゲーム感覚で楽しみながらゴミ拾いを行いました。
○PLAY CITY!GOMIHIROI開催レポート
https://note.com/ten_lab/n/nfbec7ead4904

■各チームが制作した動画のほか、プロとして音楽活動をしている参加者が、この事業への想いを作詞・作曲した曲に記録映像を重ねたPVをYouTubeで公開しています。
○PLAY CITY!DAYS動画まとめ「KAGOSHIMA PLAY CITY!DAYS」
https://www.youtube.com/channel/UC4P__8mUX4C8laAb5aWhwcg

■事業の詳細(鹿児島市ホームページ)
https://www.city.kagoshima.lg.jp/kouhousenryaku/pcd/index.html


2. 関係人口を創出する「かごしまラバーズプロジェクト」
関係人口を創出するため、首都圏の若者を対象に「かごしまラバーズプロジェクト」を実施しました。
この事業は、鹿児島市のことを学び、体験する講座を通して、本市との関わり方を見つけ、本市の関係人口となっていただくもの。
今年度は、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、「PLAY CITY!DAYS」同様、全編オンライン開催としました。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/253666/LL_img_253666_5.png
KAGOSHIMA LOVERS PROJECT

(1) 2020年度の2つのコンセプト
2020年度は、次の2つをコンセプトとしています。
[1]出身者など鹿児島ゆかりの人材が緩やかに「今の鹿児島市」と繋がる場を作る
[2]首都圏の人材への「第二のふるさと」を提案する場を作る

[1]ふるさとを想う出身者、[2]地方に関心を寄せる首都圏在住者が、互いの思いと時間を共有することにより、出身者にはふるさとへの思いをさらに高めてもらい、首都圏在住者には鹿児島市を第二のふるさとのように身近に感じてもらおうとするものです。
さらに、本市のまちづくりキーパーソン(PLAY CITY!DAYS関係者を含む)と交流しながら、鹿児島市の今を体感することにより、一層魅力や面白さに惹きつけられ、「かごしまラバーズ」というつながりを継続するコミュニティの核として活動してもらうことを目指しました。

(2) 「かごしまラバーズミートアップ」と「かごしまラバーズアカデミー」の2本の柱
コンセプトの実現に向けて、今回、本市との関わり方を毎回違うテーマで考える1回完結型のトークイベント「かごしまラバーズミートアップ」(以下、「ミートアップ」という。)と、本市とより深く接続し、具体的な関わり方を探る少人数制の連続講座「かごしまラバーズアカデミー」(以下、「アカデミー」という。)の2つを柱に実施しました。
ミートアップで関心のあるテーマを入口に本市に関心を持っていただきながら、参加者間のつながりをつくるとともに、さらに本市との関係性を深めていきたい方の実現の場としてアカデミーを開催したものです。

(3) 延べ140人が参加した「ミートアップ」
ミートアップは7月から2月までに6回開催。「鹿児島のローカルに関わる魅力・可能性」「地元の人気ウェブマガジン管理人に聞く鹿児島の今」「鹿児島のプロサッカー」など、ローカルと関わることの体験談や具体的な関わりしろなど、毎回、異なるゲストを迎えて実施しました。
オンライン開催であったことから、メインターゲットとした首都圏在住者だけでなく、口コミで情報を得た大阪や福岡、海外在住(サンフランシスコ、シンガポール)の出身者も参加。ゲストを交えて参加者間の交流が図られ、緩いつながりを作るきっかけとなるとともに、コロナ禍における関係人口創出の新たな可能性を発見する機会となりました。

(4) 17人が具体的な関わりを模索した「アカデミー」
アカデミーは、首都圏を中心に20〜40代の男女計17人が受講しました。
9月下旬から12月まで実施した全5回の講座では、鹿児島市の今を体感できるバーチャルまち歩きや本市キーパーソンによる本市が抱える課題についてのプレゼンを通して、受講者は関心を持ったテーマや自身のやりたいことなどを見つけ、鹿児島市との関わり方のプランを作成しました。
発表されたプランは、活火山・桜島をテーマにしたSDGs親子ツアーや鹿児島と東京の企業のオンライン交流会、本市職員と都市部公務員のオンライン交流会など幅広く、その中の一つ、本市に想いを寄せる“鹿児島ファン”を集め、緩く繋がるコミュニティ「KAGONNECT(カゴネクト)」の発足は、受講者のコミュニティとしてスタートしましたが、その後、ミートアップの参加者なども加入を始めており、鹿児島市に関心のある人を巻き込むことで、東京にある故郷のようなコミュニティとして今後の本市の関係人口拡大のハブとなることが期待されます。

(5) かごしまラバーズマップ
かごしまラバーズプロジェクトの取組として、首都圏で暮らしながら、何かしらの形で鹿児島市とつながりを持ちたい方のための “関係づくりのヒント集” としてかごしまラバーズマップを制作しました。
移住は考えていないけれども、遠隔で鹿児島市のローカルプロジェクトに関わりたい人や第2、第3の活動拠点として鹿児島市に居場所をつくりたい人など、さまざまな関わり方を実現するために参考となる情報を集めました。
○かごしまラバーズマップ
https://www.city.kagoshima.lg.jp/kouhousenryaku/lovers/map.html

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/253666/LL_img_253666_6.png
かごしまラバーズマップ

■事業の詳細(鹿児島市ホームページ)
https://www.city.kagoshima.lg.jp/kouhousenryaku/cangokoto/index.html


3. 2つの取組から生まれる新たなコミュニティ
アカデミーの運営には、PLAY CITY!パートナーズのメンバーを加えたほか、 ミートアップにPLAY CITY!DAYSからの参加を促すなど、両事業の交流機会を創出した結果、事業終了後も市民と関係人口の交流が続く新たな “鹿児島ファンコミュニティ” が形成されました。「シビックプライド醸成」と「関係人口創出」というそれぞれの成果がつながった鹿児島市独自の取組となりました。


4. 交流が市シンボルマーク「マグマシティ」に込めた想いを体現
鹿児島市シンボルマーク「マグマシティ」は、市ブランドメッセージ「あなたとわくわく マグマシティ」と桜島をイメージしたマークで構成されています。
鹿児島市民を赤い糸、市外の人々を青い糸で表現し、双方の交流からわくわくする鹿児島市の未来を紡いでいこうとする想いを桜島の形で表現したものです。
「PLAY CITY!DAYS」と「かごしまラバーズプロジェクト」は、この「市民と市外の人との交流」から育まれるミュニティによりわくわくする未来を紡ぐ取組です。

画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/253666/LL_img_253666_7.png
鹿児島市ブランドメッセージ あなたとわくわくマグマシティ
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