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<自転車の安全利用促進委員会 セミナーレポート>中高生の「当たり前運転」は、主婦の「危険運転」!〜 免許を持たない中高生の自転車活用実態に迫る 〜 中高生の事故は車道より歩道で起きている!

 自転車の安全安心を追求する「自転車の安全利用促進委員会」は、2015年11月26日(木)に、【増加する中高生の自転車事故!通学から考える自転車問題とは】と題した、セミナーを開催いたしました。


 自転車の危険運転や整備不良などによる事故が多発していることから、2015年6月には道路交通法が改正され、中学生から対象となる14歳以上の危険運転常習者には罰則が導入されました。
 登下校だけでなく日常の手軽な移動手段として、生徒が自転車を利用する機会は多く、自転車通学中の中高生が被害者になる事故、また、加害者になる事故について目にする機会が増加しています。
 交通量の多い悪路を通学路として使う中で事故に巻き込まれてしまったケース、見通しの悪い路地で急に曲がってきた車に巻き込まれてしまったケースなど、中高生が被害者になってしまう、いたたまれない事故はつきません。
 また、昨今生徒が加害者になってしまうケースも見受けられます。学校へ急ぐ中でついついしてしまう信号無視や、スピードを出した荒い運転など、自身の不注意で人に怪我をさせ、大きな賠償問題につながる事故も多発しています。

 今回のセミナーでは、「中高生が加害者・被害者になる事故の背景や実態」や、「自転車利用頻度の高い中高生と主婦の自転車運転に対する意識差」、さらに、近年増加している「製品欠陥が引き起こす事故と通学用自転車の義務化項目」について、当委員会のメンバーである、古倉 宗治氏(三井住友トラスト基礎研究所 研究理事 工学博士)、北方 真起氏(自転車安全利用コンサルタント)、疋田 智氏(NPO法人自転車活用推進研究会 理事)の3名にご講演いただきました。


【講演1】
『最新の自転車事故の動向・実態 〜中学生・高校生を焦点にして〜』

 手軽な移動手段として、特に主婦や中高生には日常的な利用が欠かせない自転車。ですがその手軽さゆえに、日常生活の至るところに事故の危険は潜んでいます。そこで今回は、『最新の自転車事故の動向・実態 〜中学生・高校生を焦点にして〜』と題し、三井住友トラスト基礎研究所 古倉 宗治氏にご講演いただきました。

 講演では、自転車事故は減少傾向ではあるが、2005年から2014年の10年間で自転車事故は150万件、うち、中学生3.7万件(2.4%)、高校生13.1万件(8.7%)と、高校生の事故はほかに比較して多く、重点的に事故対策が必要であると指摘。都道府県別でみると、中学生と高校生の両方で群馬県が最も高く(各41.07人及び97.71人)、全国平均7.76及び28.63に比較すると、各5.3倍及び3.4倍というデータについて解説していただきました。さらに、対自動車事故は出合頭事故が54.7%と過半を占めており、年齢が小さいほどその割合が高いなど、身近に潜む危険と対策の必要性についてご説明いただきました。

<古倉 宗治(こくら むねはる)>
三井住友トラスト基礎研究所
 東京大学法学部卒業。建設省、東京工業大学助教授、一般財団法人民間都市開発推進機構都市研究センター、一般財団法人土地総合研究所等を経て、2008年から株式会社三井住友トラスト基礎研究所 研究理事を勤める。自転車施策の第一人者として、講演会の他、複数の大学で教鞭を取るなど活躍中。


【講演2】
『中高生の自転車への意識・実態 〜主婦目線で考える〜』

 「自転車の利用頻度が高い中高生の自転車利用への意識・実態はどのようなものか」という疑問をもとに調査を実施し、さらに主婦の目線からその結果を検証。その実態から予想される危険性や対策について、自転車安全利用コンサルタント 北方 真起氏にご講演いただきました。

 講演では、中高生の自転車ルール・マナーについて「良いと思っていない」主婦が約9割にものぼり、さらに、今回調査した中学・高校の約半数以上で生徒が自転車事故を引き起こしているという事実を説明。また、2013年に埼玉県内で交通事故にあった中高生の73.9%が自転車利用時であったことから、さいたま市では2014年から生徒の発達段階に応じた自転車交通安全教育を実施。さらに、平成28年度までにさいたま市の全ての市立中学・高校で実施を計画しており、これは政令指定都市で初の取り組みであるとお話いただきました。

<北方 真起(きたかた まき)>
勇気づけ子育てアドバイザー・自転車安全利用コンサルタント
 主婦目線で子どもと自転車を考える「おやこじてんしゃプロジェクト」を立ち上げ全国へ広げた実績から、数多くの自治体に自転車に関するアドバイザーとして参画。子育てアドバイザーとして、家族が笑顔で暮らせる社会づくり実現に向けた活動も行っている。東京都自転車安全利用推進計画協議会委員(平成25年度)、さいたま市コミュニティサイクルシステムエリア拡大検討委員会委員ほか


【講演3】
『通学用自転車の義務化項目と製品欠陥が引き起こす事故』

 「中高生が安心安全な自転車通学をするためにはどうしたらいいのか」という疑問をもとに、中学校・高校に自転車通学の安全に対する指導の現状について調査を実施。結果からわかる指導の現状や、より安全に自転車を利用するためのポイント、さらに、最近増加している製品欠陥が引き起こす事故の実態と防止策について、NPO法人自転車活用推進研究会 理事 疋田 智氏にご講演いただきました。

 中学生・高校生の自転車通学の安全に対する指導の現状を把握・分析するために、全国の中学校・高校を対象に当委員会でアンケート調査を行った結果、多くの学校がヘルメットの着用や自転車保険の加入を義務化指定していることがわかりました。しかし、これだけで本当に学生の安全を守れるのでしょうか。疋田さん曰く、「実は日本で販売・利用されている自転車は、自転車自体の安全基準を満たしていないものが多い。理由は、日本には強制力のある安全基準が存在しないから。」とのこと。安全・安心な自転車ライフを送るために、自転車を選ぶ際には、BAAマークなど安全基準マークの有無で安全性を満たしているかを見極めること、さらに、自転車自体のメンテナンスをしっかり行うことの重要性について、お話いただきました。

<疋田 智(ひきた さとし)>
NPO法人自転車活用推進研究会理事、自転車ツーキニスト
 東京大学文学部卒。自転車で通勤する人を意味する「自転車ツーキニスト」を名乗り、広めたことで知られる。都市交通の中で自転車を活用することを説き、学習院大学生涯学習センター非常勤講師、TBSラジオ「ミラクル・サイクル・ライフ」のパーソナリティなども務めている。


◆自転車の安全利用促進委員会とは
 自転車の安全利用促進委員会では、利用者の方々に安全安心な自転車生活を送っていただくため、自転車の購入時に知っておくべき安全・安心な自転車の選び方から購入後のメンテナンス、正しいルール・マナーといった自転車の利用方法、そして日々の心がけの大切さを啓発し、安全安心な自転車利用に関する様々な情報発信を行うことで自転車が関連する社会問題を減少させることを目的として活動してまいります。
 各分野の研究者らの知見を結集し、相互の意見交換を頻繁に行うことで、最新動向の共有を行い、本委員会にて集積・開発した内容については、随時皆様へも情報をお届けしてまいります。

「自転車の安全利用促進委員会」
URL: http://jitensha-anzen.com/
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