年度末要因でショートカバーを誘う流れが強まるか
[14/03/24]
提供元:株式会社フィスコ
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ランチタイムコメント
日経平均は大幅に反発。259.83円高の14484.06円(出来高概算13億9000万株)で前場の取引を終えた。円相場の落ち着きなどから小幅に上昇して始まると、その後もじりじりと上げ幅を広げる展開となった。中国の3月HSBC製造業PMI速報値は48.1と予想を下回ったことから上げ幅を縮める局面もみられたが、前引けにかけて再び強含みとなった。この流れを受けて円相場も円安に振れてきており、1ドル102円50銭、1ユーロ141円40銭辺りでの推移。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体9割を超える全面高商状。売りが先行したソフトバンク<9984>が2%近い上昇となるなど、インデックスに絡んだ売買の影響が大きい。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクのほか、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、東エレク<8035>などが堅調。セクターでは、その他製品、繊維、精密機器、化学、小売、倉庫運輸、ガラス土石などが強い。一方で、ゴム製品、石油石炭が小安い。
日経平均は予想外の強い動きをみせている。ただ、先週末の価格レンジであるほか、マドを空けて下落した後の保ち合いレンジであり、テクニカル・リバウンドの範囲内となる。ボリンジャーバンドの-1σレベルであり、この水準を突破し、マド埋めを意識させてくるようだと、ショートカバーを誘う流れが強まりそうである。年度末による借株返済に伴う需給要因が相場を押し上げてくるかが注目される。
中国の3月HSBC製造業PMI速報値は予想を下回ったが、これを嫌気した動きが限定的だったことをみると、買い戻しを意識した需給が優勢のように映る。ポジション調整的な流れで上げ幅を縮小する局面では、押し目買いを強める動きが意識されそうだ。(村瀬智一)
<FA>
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体9割を超える全面高商状。売りが先行したソフトバンク<9984>が2%近い上昇となるなど、インデックスに絡んだ売買の影響が大きい。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクのほか、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、東エレク<8035>などが堅調。セクターでは、その他製品、繊維、精密機器、化学、小売、倉庫運輸、ガラス土石などが強い。一方で、ゴム製品、石油石炭が小安い。
日経平均は予想外の強い動きをみせている。ただ、先週末の価格レンジであるほか、マドを空けて下落した後の保ち合いレンジであり、テクニカル・リバウンドの範囲内となる。ボリンジャーバンドの-1σレベルであり、この水準を突破し、マド埋めを意識させてくるようだと、ショートカバーを誘う流れが強まりそうである。年度末による借株返済に伴う需給要因が相場を押し上げてくるかが注目される。
中国の3月HSBC製造業PMI速報値は予想を下回ったが、これを嫌気した動きが限定的だったことをみると、買い戻しを意識した需給が優勢のように映る。ポジション調整的な流れで上げ幅を縮小する局面では、押し目買いを強める動きが意識されそうだ。(村瀬智一)
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