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押し目拾いのスタンスは継続

ランチタイムコメント
 日経平均は小幅に続伸。7.53円高の19632.37円(出来高概算14億6000万株)で前場の取引を終えている。12日の米国市場は世界的な国債利回りの上昇や、欧州株の下落を受けて売りが先行した。NYダウ、ナスダックともに下落し、シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円安の19530円となるなか、朝方は利益確定の売りが先行した。
 ただし、寄り付き直後に19494.70円と19500円を下回る局面をみせたものの、その後は下げ渋りをみせるなか、プラス圏を回復している。セクターではNY原油相場の上昇の流れもあり、鉱業の上昇率が2%を超えている。一方で、パルプ紙、銀行、ゴム製品、その他金融、保険、情報通信、空運などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が若干上回っている。

 売り買い交錯から日経平均は前日終値を挟んでの推移が続いている。東芝<6502>がリバウンドをみせているほか、売り気配から始まったディーエヌエー<2432>がプラス圏を回復するなど、地合いの強さが窺える。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、ソフトバンク<9984>が重石となる半面、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、トレンド<4704>などが下支えに。
 日経平均は5日線が支持線として機能しており、売り込みづらい状況であろう。需給が良好な銘柄等への押し目買い意欲の強さも窺えるため、押し目拾いのスタンスは継続。一方で、上値は25日線を捉えてくるまでは積極的には買い上がる流れにはなり難いだろう。(村瀬智一)

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