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市場の関心は補正上積みと12月の追加緩和へ

ランチタイムコメント
 日経平均は大幅に続伸。276.50円高の19925.68円(出来高概算10億5000万株)で前場の取引を終えた。米国市場の上昇を追い風に買い先行の展開となり、戻り高値を更新している。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では、12月のFOMCまでに利上げを行うことが大方の委員のコンセンサスであることが伝えられた。これが織り込まれる形でNYダウは240ドル超の上昇となるなか、買い安心感につながった。
 買い一巡後はこう着感の強い相場展開となり、先物市場での断続的な買いのインパクトもあって、前場半ばには一時19959.06円まで上げ幅を拡大させている。ただ、日本銀行の金融政策決定会合の結果を控えており、2万円大台には届かなかった。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは倉庫運輸、鉄鋼、非鉄金属、金属、その他金融、保険、小売、証券、卸売、銀行などが強い。

 注目は日本銀行の金融政策決定会合の結果となる。追加緩和へのサプライズ期待はないだろう。市場は現状維持がコンセンサスとなるなか、それでもアク抜けから2万円の大台を試せるかが注目されている。追加緩和については12月の決定会合への期待が根強いほか、足元では7-9月GDPの2四半期連続のマイナス成長などもあり、補正予算の上積などへの期待感もある。先高期待が高まる状況となれば、年末高に向けたシナリオが描けそうである。
 為替市場では反動を想定してかポジション調整により、朝方からはやや円高に振れて推移している。大阪225先物は19930-19940円辺りでのこう着が続いている。現状維持で売りが強まるような局面に対しては、売り一巡後に急速にショートカバーを誘う流れも意識しておきたい。(村瀬智一)

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