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現状維持で売り優勢なら短期的な反対売買を想定

ランチタイムコメント
 日経平均は小幅に反落。7.46円安の17226.29円(出来高概算8億6000万株)で前場の取引を終えている。石油輸出国機構(OPEC)が16年の需要見通しを引き下げたことが嫌気されたほか、日銀の金融政策決定会合の結果および、黒田日銀総裁の会見内容を見極めたいとの思惑のなか、前日に300円近い上昇をみせていた反動もあって、利食い先行で始まった。

 しかし、今回は現状維持ながら、4月の追加緩和期待などが高く、下を売り込む流れにはならず、一時上昇に転じる場面もみられた。円相場も方向感が掴みづらいようであり、1ドル113円85銭辺りでの横ばい推移が続いている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。規模別指数は小型株指数のみが上昇。

 セクターでは保険、銀行、鉱業、非鉄金属、海運が軟調な半面。電力ガス、小売、空運、その他製品、情報通信、サービスがしっかり。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>が重しとなる一方で、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクグ<9984>が下支えに。

 日銀会合の結果待ちとなっており、方向感が掴みづらくなっている。ただし、セクターをみると、保険、銀行、不動産などの利食いがみられており、サプライズは期待していないものの、現状維持に対する嫌気売りに備えている状況のように映る。また、規模別でみても、大型株、中型株の下げに対して、小型株指数のみがプラス圏で推移している。こちらも嫌気売りの流れに備えた投資行動といったところであろう。そのため、現状維持で売りが優勢となったとしても、下を売り込む流れにはならないだろう。

 また、夕方行われる黒田日銀総裁の会見を見極めたいほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の行方も見極めたいところである。トレンドが出るとしても、明日以降になりそうである。日銀会合の結果を受けて荒い値動きとなる場面では、短期的な反対売買を想定しておきたい。(村瀬 智一)

<AK>

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