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日経平均は反落、金融政策決定会合の結果受け売り先行も下げ渋る

相場概況
日経平均は反落。前日に352円高と大幅に上昇した反動などから、前場は利益確定売りが先行したものの、日本銀行の金融政策決定会合の結果発表を控え、17300円をやや下回る水準でこう着感の強い展開となった。日銀が金融政策の現状維持を決定したと伝わると、ドル・円が117円台まで円高に振れたこともあり、後場には一時前日比184.75円安の17181.55円まで下落する場面も。ただ、大引け後に予定されていた黒田日銀総裁の会見を見極めたいとのムードが強まり、売り一巡後は下げ渋る展開となった。

大引けの日経平均は前日比85.82円安の17280.48円となった。東証1部の売買高は21億8730万株、売買代金は2兆3029億円だった。業種別では、保険業、その他金融業、電気・ガス業が下落率上位だった。一方、空運業、ゴム製品、陸運業が上昇率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>、ソフトバンク<9984>、富士重<7270>、ファーストリテ<9983>、三菱UFJ<8306>などが軟調。前日に中国国有大手への出資を発表した伊藤忠<8001>が続落したほか、業績観測報道の伝わったTDK<6762>や古河電工<5801>、フジクラ<5803>も売られた。また、キッツ<6498>、ドリームI<4310>、光世証<8617>などが東証1部下落率上位となった。一方、ファナック<6954>、武田薬品<4502>、三住建設<1821>、JT<2914>、ブリヂス<5108>などが堅調。早期退職優遇制度の募集を始めると報じられたソニー<6758>は5%超の上昇に。また、システムインテ<3826>、マーベラス<7844>、ニチイ学館<9792>などが東証1部上昇率上位となった。

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