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日経平均は続落、手控えムードからこう着感の強い展開(訂正)

相場概況
日経平均は続落。米5月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想外に悪化したことなどを受けて、為替相場が1ドル=109円台前半まで円高に振れたことが嫌気され、日経平均は49円安からスタートした。寄り付きを高値に、朝方は下げ幅を広げる場面があったものの、円高進行が一服すると16500円水準でこう着感の強い展開となった。ただ、大引けにかけて弱含み、一時16471.37円(前日比183.23円安)まで下落する場面があった。引き続き積極的な売買は手控えられ、東証1部売買代金は連日で今年最低となった。

大引けの日経平均は前日比155.84円安の16498.76円となった。東証1部の売買高は16億2783万株、売買代金は1兆6658億円だった。業種別では、保険業、鉱業、非鉄金属が下落率上位だった。一方、上昇したのはパルプ・紙、空運業の2業種のみだった。

個別では、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクグ<9984>、KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>など売買代金上位は全般軟調。本日引け後に今期業績見通しの発表が予定されていたソニー<6758>も下落。前日まで急伸していたノーリツ鋼機<7744>は利益確定売りに押され反落。クボタ<6326>は4%安と下げが目立った。また、日産自<7201>が株式売却を検討と報じられたカルソカンセ<7248>が急落し、タダノ<6395>、enish<3667>などとともに東証1部下落率上位となった。一方、売買代金上位ではNTTドコモ<9437>が逆行高。日経平均構成銘柄では明電舎<6508>、日水<1332>、いすゞ自<7202>などが上昇。また、日本アジア投資<8518>、リズム時<7769>、あすか薬<4514>などが東証1部上昇率上位となった。

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