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日経平均は続伸、良好な米経済指標で買い戻し

相場概況
日経平均は続伸。8月ADP雇用統計や4-6月期国内総生産(GDP)改定値といった米経済指標が市場予想を上回り、30日の米国市場でNYダウは27ドル高となった。米国の年内追加利上げ観測が再燃したことで円相場も弱含みとなり、本日の日経平均はこうした流れを受けて84円高からスタートした。金融株や輸出株を中心に買い戻しが入り、寄り付き後の日経平均は上げ幅を3ケタに広げ、堅調な展開となった。後場には一時19687.99円(前日比181.45円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前日比139.70円高の19646.24円となった。東証1部の売買高は17億7035万株、売買代金は2兆2810億円だった。業種別では、銀行業、鉄鋼、卸売業が上昇率上位だった。一方、石油・石炭製品、倉庫・運輸関連業など4業種が下落した。

個別では、ルネサス<6723>が売買代金トップで3%超の上昇。MSCI新規採用に伴う買い需要が発生したようだ。三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>、自社株買いの実施を発表した富士フイルム<4901>は2%高。任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>もしっかり。昨年、海外同業から買収提案を受けていたと報じられた第一三共<4568>は後場急伸し、売買停止となった。
また、クラウディア<3607>、スターティア<3393>、ホソミクロン<6277>などが東証1部上昇率上位となった。一方、キーエンス<6861>、アステラス薬<4503>、KDDI<9433>などが小安い。サントリーBF<2587>は一部証券会社の投資評価引き下げで2%超安。また、KLab<3656>が引き続き手仕舞い売りに押され、ペッパー<3053>やオープンドア<3926>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。


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