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日経平均は大幅に反落、先物主導のインデックス売りに振らされる

相場概況
日経平均は大幅に反落。大引けにかけて下げ幅を拡大させており、本日の安値で取引を終えた。注目されたパウエル議長の議会証言では、議員らとの質疑応答で米経済の力強さとインフレ見通しへの自信について言及し長期金利が上昇。これを受けて米国市場は下げに転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比205円安の22175円となり、これにサヤ寄せする格好となった。その後は25日線近辺での推移となり、22200円台でのこう着が続いていたが、後場は為替市場での円高やアジア市場の弱い値動き等が神経質にさせており、引けにかけて先物主導でじりじりと下げ幅を拡大させていた。

大引けの日経平均は前日比321.62円安の22068.24円となった。東証1部の売買高は15億
4229万株、売買代金は2兆9369億円だった。業種別では、精密機器、空運が小幅に上昇となった他は、31業種が下げており、鉱業、鉄鋼、石油石炭、パルプ紙、銀行、輸送用機器、その他金融、機械が弱い。

個別ではサイバーコム<3852>が連日で大きく上昇。5G関連の中核銘柄として個人主体の資金が集中しているようである。またVテクノロジー<7717>も強い値動きとなっている。東海東京証券が投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を25000円から40000円に引き上げていることが買い材料視されている。第3四半期決算と10.5世代FPD投資の盛り上がりや受注拡大を考慮して、業績予想を上方修正しているもよう。会社側の営業利益計画、18.3期120億円、19.3期140億円に対して、東海東京証券では、18.3期124億円、19.3期180億円と予想している。その他、TDCソフト<4687>、ワールドHD<2429>、オプトHD<2389>が堅調。

一方で、共英製鋼<5440>、日本マイクロニクス<6871>、ワコム<6727>、テレビ朝日<9409>、ヤフー<4689>の弱さが目立った。


<TM>

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