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日経平均は大幅に3日続伸、米関税発動でも300円超高

相場概況
日経平均は大幅に3日続伸。17日の米国市場でNYダウは92ドル安と5日ぶりに反落し、朝方はトランプ米政権が対中追加関税の発動を発表したことで為替相場が円高方向に振れる場面もあり、連休明けの日経平均は52円安からスタートした。ただ、米国の追加関税発表で目先の悪材料出尽くしと捉えられ、日経平均は寄り付き直後にプラスへ転じると、買い戻し優勢で上げ幅を広げる展開となった。中国・上海総合指数の反発なども支援材料となり、日経平均は後場に一時23481.53円(前週末比386.86円高)まで上昇した。

大引けの日経平均は前週末比325.87円高の23420.54円となった。東証1部の売買高は15億8144万株、売買代金は2兆9496億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、空運業、鉄鋼、保険業、石油・石炭製品、倉庫・運輸関連業が上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の約84%となった。

個別では、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、武田薬<4502>、三井住友<8316>などが堅調。武田薬は欧同業シャイアーの買収について中国当局から承認を得たと発表している。保険株は米長期金利の上昇が買い材料視され、レーティング引き上げも観測されたSOMPO<8630>は4%超高となった。また、融資書類改ざん問題で再発防止策を公表したTATERU<1435>、遅れていた第1四半期決算を発表したジャストシス<4686>、新規レーティング付与観測のラクトJPN<3139>はストップ高水準で取引を終えた。一方、ファーストリテ<9983>や東エレク<8035>がさえない。ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、スタートトゥ<3092>は軟調ぶりが目立った。スタートトゥは前沢社長が米スペースXの宇宙旅行客に選ばれたと伝わった。また、DLE<3686>などが東証1部下落率上位に顔を出した。


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