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日経平均は6日ぶり反発、方向感乏しく一時19000円割れ

相場概況
日経平均は6日ぶり反発。前日に1000円超下落していたため、本日は自律反発に期待した買いが先行して146円高からスタートすると、朝方には一時19530.35円(前日比374.61円高)まで上昇した。その後はアジア株安や米株価指数先物の下落が重しとなって伸び悩み、後場に入るとマイナスに転じて18948.58円(同207.16円安)まで下落する場面があった。取引時間中の19000円割れは昨年4月以来、およそ1年8カ月ぶりとなる。しかし引けにかけて再びプラス転換し、方向感に乏しい展開だった。

大引けの日経平均は前日比171.32円高の19327.06円となった。東証1部の売買高は13億8826万株、売買代金は2兆2883億円だった。業種別では、精密機器、空運業、ガラス・土石製品が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、ゴム製品など3業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の86%となった。

個別では、任天堂<7974>、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>、武田薬<4502>などが堅調。ハイテク株が値を戻し、キーエンス<6861>や東エレク<8035>は3%近く上昇した。第3四半期決算が大幅減益となったしまむら<8227>は悪材料出尽くし感から反発。通信料引き下げ検討と報じられたKDDI<9433>も買い優勢だった。堅調決算のあさひ<3333>、11月の月次業績が好感された神戸物産<3038>などは急伸。また双信電機<6938>がストップ高を付け、東証1部上昇率トップとなった。一方、日経平均寄与度の大きいソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>、ユニファミマ
<8028>といった値がさ株がさえない。期末配当の権利落ちを受けてJT<2914>、SUMCO<3436>などの下げが目立った。また、決算が嫌気されたストライク
<6196>や象印マホービン<7965>が東証1部下落率上位に顔を出した。


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