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日経平均は3日続落、材料難のなか様子見継続、アノマリーも重しに

相場概況
日経平均は小幅ながら3日続落。29日の米株式市場でのNYダウは9.02ドル高と小幅反発。経済指標の強い結果を受けて上昇するも、月末、四半期末を控えた利益確定の売りが上値を抑えた。一方、長期金利の1.4%台での安定推移を追い風にナスダック総合指数は小幅高ながら連日史上最高値を更新した。前日に月末最終営業日の株安アノマリーを先取りしたような動きを見せていた日経平均は、米株高を受けて83.70円高と小高く始まった後、28998.99円まで上値を伸ばした。しかし、買い一巡後は戻り待ちの売りに押され上げ幅を縮小、前引け間際にはマイナスに転じる場面もあった。後場は前日終値水準を挟んだ一進一退が続いたが、引け間際に売りに押され、結局マイナスで終わった。手掛かり材料難のなか新型コロナウイルス変異株の感染拡大や、週末の米雇用統計を前とした様子見ムードが軟調な地合いに繋がったほか、株安アノマリーも重しとなった。

 大引けの日経平均は前日比21.08円安の28791.53円となった。東証1部の売買高は9億
6336万株、売買代金は2兆3477億円だった。セクター別では、鉄鋼、食料品、精密機器などが下落率上位となった一方、サービス業、情報・通信業、ゴム製品などが上昇率上位に並んだ。東証1部の値下がり銘柄は59%、対して値上がり銘柄は全体の35%であった。

 個別では、業績予想を引き上げたウシオ電機<6925>のほか、フィットネスクラブの運営などを手掛ける企業の子会社化検討を発表したアトラG<6029>がそれぞれ2ケタ台の上昇で急伸し、値上がり率ランキング上位に。中国アリババグループと江蘇省政府が率いるコンソーシアムが蘇寧易購への出資で合意に近づいているとの報道を背景に、傘下のラオックス<8202>はストップ高となった。臨床試験中の新型コロナウイルス治療薬候補について厚生労働省に製造販売承認を申請したと発表した中外製薬<4519>、自社株買いの実施を発表したエディオン<2730>なども大幅高。そのほか、証券会社のレーティングを手掛かりにケイアイスター不動産<3465>が急伸、テルモ<4543>も上昇した。売買代金上位ではエムスリー<2413>、村田製作所<6981>、ベイカレント<6532>、KDDI<9433>などが大きく上昇した。

 一方、決算を受けてJフロント<3086>、DCMHD<3050>がそれぞれ大幅に下落したほか、スギHD<7649>が値下がり率トップに。ドラッグストア関連売りが波及し、クスリのアオキ<3549>、サンドラッグ<9989>、コスモス薬品<3349>なども値下がり率上位に並んだ。そのほか、株式の売出実施を発表した日東紡績<3110>が大きく売られた。売買代金上位ではレーザーテック<6920>、エーザイ<4523>が大幅に下落したほか、ソニーG<6758>、日立製<6501>、三菱電機<6503>、信越化学<4063>なども軟調で、コマツ<
6301>は年初来安値を更新した。



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