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インデックス主導で材料系は手掛けづらいか

オープニングコメント
 27日の東京市場は堅調な展開になろう。26日の米国市場はギリシャ総選挙の結果を受けて売りが先行したが、その後は翌日からの連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、買い戻りとみられる流れから上昇に転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の17665円をつけており、これにサヤ寄せする格好から先物主導によるインデックス買いの動きとなろう。また、円相場は1ドル118円45銭、1ユーロ133円10銭辺りでの推移と、前日から円安に振れていることも買い安心感につながると考えられる。

 ただし、買い一巡後はこう着感が強まりやすくなる可能性もある。米国北東部では歴史的な暴風雪となるとの予報であり、26日午後11時以降から公道路も緊急車両を除いて、走れない状況である。27日は通常取引が行われるとしているが、状況次第では海外勢のフローが減少する可能性も考えられる。

 また、FOMCを控えているため、期待先行の動きというよりは結果を見極めたいとする流れにも向かいやすい。インデックスに絡んだ売買が指数をけん引する可能性があるものの、それ以外での積極的な商いは限られるか。また、インデックス主導のため、材料系の銘柄には資金がシフトしづらいだろう。

 物色は決算を手掛かりとした個別対応のほか、ロボットやバイオ、エネルギーといったテーマ株の循環に。また、今晩の米国ではアップルの決算が予定されている。一部ではiPhoneの中国における販売台数が米国を上回ったとの観測が浮上している。コンセンサスを上回る可能性があるため、関連銘柄へ関心が集まりそうだ。

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