追加緩和後退も景気判断の上方修正を素直に好感できるか
[15/05/22]
提供元:株式会社フィスコ
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オープニングコメント
22日の東京市場は、高値圏でのこう着感の強い相場展開になりそうだ。21日の米国市場は、4月の景気先行指数が予想を大きく上振れたことが好感された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の20245円となり、朝方はこれにさや寄せする格好からのスタートが見込まれる。
その後は、日銀の金融政策決定会合の結果を見極めることになり、こう着相場に。日銀は景気判断の上方修正を検討するとみられており、追加緩和への期待感が後退する可能性がある。想定内とはいえ、緩和メリットセクターの一角が足元で堅調な動きをみせているため、反動が警戒される。一方で、現状維持とは言え決定会合後も緩和メリットセクターへの物色が強まるようだと、相場全体へのプラスインパクトが強まりそうである。
ただし、週明けの米国市場がメモリアルデーの祝日となるため、海外勢のフローは膨らみづらいと考えられる。商いが膨らみづらい中では、個別やテーマ株が中心になりやすいだろう。物色としては、安倍首相がアジアのインフラ整備に今後5年間で約13兆円を投じるとの発表を受けて、インフラ関連に短期資金が向かいやすい。その他、タイの高速鉄道計画に新幹線が採用される見通しになったと伝えられており、関連銘柄への注目が高まろう。
<AK>
その後は、日銀の金融政策決定会合の結果を見極めることになり、こう着相場に。日銀は景気判断の上方修正を検討するとみられており、追加緩和への期待感が後退する可能性がある。想定内とはいえ、緩和メリットセクターの一角が足元で堅調な動きをみせているため、反動が警戒される。一方で、現状維持とは言え決定会合後も緩和メリットセクターへの物色が強まるようだと、相場全体へのプラスインパクトが強まりそうである。
ただし、週明けの米国市場がメモリアルデーの祝日となるため、海外勢のフローは膨らみづらいと考えられる。商いが膨らみづらい中では、個別やテーマ株が中心になりやすいだろう。物色としては、安倍首相がアジアのインフラ整備に今後5年間で約13兆円を投じるとの発表を受けて、インフラ関連に短期資金が向かいやすい。その他、タイの高速鉄道計画に新幹線が採用される見通しになったと伝えられており、関連銘柄への注目が高まろう。
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