主力大型株から中小型株へのシフトが鮮明に
[17/11/28]
提供元:株式会社フィスコ
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オープニングコメント
28日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。27日の米国市場は、年末商戦への期待が高まったものの、高値警戒感から上値は限られた。また、OPEC会合を控えて原油相場が下落していることも重しになっている。これを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比30円安の22470円だった。また、円相場は1ドル111円05銭辺りと円高に振れて推移している。
これらを受けて利食い先行から始まることになろう。とは言え、米国ではアマゾン株が最高値を更新しており、年末商戦を意識した消費関連への物色は波及しそうである。一方で、韓国ではサムスン株が急落した。きっかけは米系証券による投資判断の引き下げによるものだが、半導体ブームがピークとの見方がされやすいだろう。その為、物色の流れはこれまで相場をけん引していたハイテクセクターへの利益確定に対して、出遅れ感のあるセクターや銘柄に向かいやすいだろう。
また、本日はIPOが3社予定されている。年末に向けたIPOラッシュで資金がIPO銘柄に偏るとみられる一方で、これまで個人は利益確定でキャッシュポジションを高めており、マネー・リザーブ・ファンド(MRF)の残高が13兆円超と過去最高を更新している。待機資金が相場を押し上げてくる展開が期待されよう。主力大型株から中小型株へのシフトが鮮明になりそうだ。
(村瀬智一)
<AK>
これらを受けて利食い先行から始まることになろう。とは言え、米国ではアマゾン株が最高値を更新しており、年末商戦を意識した消費関連への物色は波及しそうである。一方で、韓国ではサムスン株が急落した。きっかけは米系証券による投資判断の引き下げによるものだが、半導体ブームがピークとの見方がされやすいだろう。その為、物色の流れはこれまで相場をけん引していたハイテクセクターへの利益確定に対して、出遅れ感のあるセクターや銘柄に向かいやすいだろう。
また、本日はIPOが3社予定されている。年末に向けたIPOラッシュで資金がIPO銘柄に偏るとみられる一方で、これまで個人は利益確定でキャッシュポジションを高めており、マネー・リザーブ・ファンド(MRF)の残高が13兆円超と過去最高を更新している。待機資金が相場を押し上げてくる展開が期待されよう。主力大型株から中小型株へのシフトが鮮明になりそうだ。
(村瀬智一)
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