【中国の視点】ロシアの報復を恐れるEU、追加制裁に意見割れる
[14/03/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
ウクライナ南部クリミア自治共和国の独立を承認したロシアに対し、欧米などが追加の制裁を検討する方針を示した。ただ、米国の強気発言とは対照的に、欧州連合(EU)はロシアの対応で意見が割れている。
英国メディアはこのほど、ロシアに対する追加制裁について、EUにもたらす被害がロシアに与える打撃より遥かに大きいと指摘。天然ガスや原材料のロシア依存を短期内に断ち切ることが困難であるため、ロシアへの追加制裁が危険すぎると分析した。
また、ロシアに対する制裁を強化するなら、ロシアによるアジア市場の開拓を加速させる可能性があるといわれた。ロシアは現在、中国とつなぐ石油・天然ガスの輸送パイプを建設しており、韓国へのパイプ延伸も計画している。ロシアにとってアジアこそ将来の大きな市場になると指摘された。
さらに、ロシアのプーチン大統領が18日に行った演説では、われわれが中国人民に感謝すると述べた。クリミア問題について、中国政府が長い歴史や自身の政治立場などを配慮して適切に対応したと評価。また、大統領はインドの対応も賞賛した。プーチン大統領の発言について、ロシアの背後に世界の3分の1の人口から支持を得ていることを暗示していると一部の欧州メディアはみている。
中国メディアはこのほど、ロシアへの対応について、EUには3種の選択肢が残されていると指摘。第1は制裁を追加し、最後にEUとロシアが共倒れになる。第2はクリミアのロシア編入を認め、EUの影響力を縮小させる。第3はロシアと正面衝突して第3次世界大戦を勃発させ、世界経済危機を引き起こす。EUへのダメージを最小限にするには、2番目の選択が最も賢明だと指摘した。
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英国メディアはこのほど、ロシアに対する追加制裁について、EUにもたらす被害がロシアに与える打撃より遥かに大きいと指摘。天然ガスや原材料のロシア依存を短期内に断ち切ることが困難であるため、ロシアへの追加制裁が危険すぎると分析した。
また、ロシアに対する制裁を強化するなら、ロシアによるアジア市場の開拓を加速させる可能性があるといわれた。ロシアは現在、中国とつなぐ石油・天然ガスの輸送パイプを建設しており、韓国へのパイプ延伸も計画している。ロシアにとってアジアこそ将来の大きな市場になると指摘された。
さらに、ロシアのプーチン大統領が18日に行った演説では、われわれが中国人民に感謝すると述べた。クリミア問題について、中国政府が長い歴史や自身の政治立場などを配慮して適切に対応したと評価。また、大統領はインドの対応も賞賛した。プーチン大統領の発言について、ロシアの背後に世界の3分の1の人口から支持を得ていることを暗示していると一部の欧州メディアはみている。
中国メディアはこのほど、ロシアへの対応について、EUには3種の選択肢が残されていると指摘。第1は制裁を追加し、最後にEUとロシアが共倒れになる。第2はクリミアのロシア編入を認め、EUの影響力を縮小させる。第3はロシアと正面衝突して第3次世界大戦を勃発させ、世界経済危機を引き起こす。EUへのダメージを最小限にするには、2番目の選択が最も賢明だと指摘した。
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