米国から欧州へのガス輸出、時間がかかり制裁効果は限定的とも
[14/03/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
ウクライナ問題を巡るロシアと米欧との対立が続く中、米国から欧州にシェールガスを輸出すべきだとの議論がにわかに持ち上がっている。
ただ、この実現性については懐疑的見方もあり、例えば米国からのガス輸出を受け入れるターミナル建設に1年以上の時間がかかるとの指摘がある。また、ターミナルが完備されたとしても、輸送コストを勘案すると欧州にとって米国産燃料はロシア産よりも相当高く付くことになる。
現在、欧州では天然ガス需要の約3割をロシアからの輸入に頼っており、このシェアが短期的な制裁で急速に縮小するとは想定しにくい。
ただ、欧州に米国産燃料が入り込むことで、ガス価格が押し下げられるという効果には期待できる。これが結果的にロシアの収入を抑制し、エネルギー財政面で打撃を与えることは可能だろう。
いずれにせよ、これらは相当時間のかかるシナリオであり、足元のウクライナ危機がそこまで長引くかは誰にもわからない。
<RS>
ただ、この実現性については懐疑的見方もあり、例えば米国からのガス輸出を受け入れるターミナル建設に1年以上の時間がかかるとの指摘がある。また、ターミナルが完備されたとしても、輸送コストを勘案すると欧州にとって米国産燃料はロシア産よりも相当高く付くことになる。
現在、欧州では天然ガス需要の約3割をロシアからの輸入に頼っており、このシェアが短期的な制裁で急速に縮小するとは想定しにくい。
ただ、欧州に米国産燃料が入り込むことで、ガス価格が押し下げられるという効果には期待できる。これが結果的にロシアの収入を抑制し、エネルギー財政面で打撃を与えることは可能だろう。
いずれにせよ、これらは相当時間のかかるシナリオであり、足元のウクライナ危機がそこまで長引くかは誰にもわからない。
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