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週刊ダイヤモンド今週号より〜NISA枠の3倍拡大を検討、株価引き上げ狙う政府の思惑

注目トピックス 経済総合
ダイヤモンド誌では、投資を促すための個人向けの投資優遇制度であるNISA(小額投資非課税制度)について、政府が非課税枠を拡大する検討に入ったことが分かったとしています。100万円に設定されている非課税枠を3倍の300万円とする案を軸に調整するようです。

NISAとは。年間100万円までの投資について、株式や投資信託などから得られる配当や譲渡益が最長5年間にわたって、非課税になる制度です。今年1月から3月にかけて、外国人投資家は1兆8000億円と大幅な売り越しに転じましたが、その間、国内の個人投資家は逆に1兆5000億円以上を買い越しました。特に、NISA口座を通じた個人マネーによる株や投信の購入額は5000億円に上り、日本の株式市場を下支えする格好になりました。

非課税枠が3倍に拡大されれば、さらなる個人マネーの流入が見込まれ、株価対策として高い効果が期待できることになります。このように株価の株価の鍵を握るNISA改革ですが、業界からは非課税枠の問題のほかにも、投資対象に債券が含まれていなかったり、損益通産が出来なかったりと、使い勝手の悪さの改善を求める声も少なくないようです。また、証券会社の間では、非課税枠の拡大よりもむしろ、10年間の時限立法では効果が限定的として、NISAの恒久化を望む意見の方が根強いようです。

株価の下支えが期待され、市場におけるアナウンスメント効果も大きい非課税枠の拡大ですが、目先の株価を意識しすぎた改革に終始すると、使い勝手の悪さが改善されないまま、個人からそっぽを向かれかねません。長期的な視点に立った制度改革が求められているといえます。




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