【中国から探る日本株】鉄鋼業界は4-6月期も「厳冬」続く、業界団体が見通し示す
[14/04/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
中国鋼鉄工業協会の張長富副会長は28日、4-6月期も鉄鋼業界は「厳しい冬」が続くとの見通しを示した。中国政府による小型の景気刺激策や季節要因を受け、4月に入って鋼材の需要はやや回復しているものの、「高コスト・低価格」という業界全体の情勢は改善が難しいとみている。
業界関係者によれば、鉄鋼業界の過剰生産体質は根が深く、在庫の解消に時間がかかっているため、製品価格の回復が遅れているという。業績の低迷によって資金繰りが悪化する中、鉄鋼メーカーは当面の運転資金を確保するために生産量を増やすしかなく、これがさらに価格の低下を招く悪循環に陥っている。
先の張副会長によれば、国内鉄鋼大手の売上高は今年1-3月期に、前年同期比0.8%減の8688億元(約14兆円)にとどまった。税引き前損益は23億元の赤字に転落した。張副会長は、「今年1-3月期は鉄鋼業界にとって、今世紀で最も厳しい第1四半期になった」と述べている。
中国の鉄鋼市況の低迷が続いていることは、日本を含む世界の鉄鋼大手にとって引き続き気掛かり材料となる見通し。
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業界関係者によれば、鉄鋼業界の過剰生産体質は根が深く、在庫の解消に時間がかかっているため、製品価格の回復が遅れているという。業績の低迷によって資金繰りが悪化する中、鉄鋼メーカーは当面の運転資金を確保するために生産量を増やすしかなく、これがさらに価格の低下を招く悪循環に陥っている。
先の張副会長によれば、国内鉄鋼大手の売上高は今年1-3月期に、前年同期比0.8%減の8688億元(約14兆円)にとどまった。税引き前損益は23億元の赤字に転落した。張副会長は、「今年1-3月期は鉄鋼業界にとって、今世紀で最も厳しい第1四半期になった」と述べている。
中国の鉄鋼市況の低迷が続いていることは、日本を含む世界の鉄鋼大手にとって引き続き気掛かり材料となる見通し。
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