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【中国から探る日本株】シャープがiPhone6サプライヤーから脱落か、中国向けに活路

注目トピックス 経済総合
米アップルが今秋にも発売予定とされるスマートフォンの次期モデル「iPhone6」について、シャープ<6753>が4.7インチモデルのサプライヤーから脱落したと伝わっている。アップルは3番目の液晶パネルの生産委託先として、台湾の群創光電(イノラックス)を選んだようだ。

台湾メディアが報じたもので、すでにサプライヤーとして内定しているジャパンディスプレイ(JDI)<6740>とLGディスプレイに加え、群創光電が選ばれた。3社目の枠については、シャープと韓国サムスン電子も狙っていた。

報道によれば、サムスンはアップルの競合でもあり、訴訟問題を抱えていることから除外されたという。一方、シャープ製の液晶パネルには、たびたびモアレ(干渉縞)が発生することが確認されており、これが理由で選から漏れたようだ。

とはいえ、iPhone6については、4.7インチのほかにも5.5インチ版が発売される予定で、そのサプライヤーにどのメーカーが選ばれるかは不明。また、日本の一部メディアではこれより先、シャープがiPhone6向けに液晶パネルを供給すると報じており、今回の報道の内容を疑問視する向きもある。

ただ、仮に事実であれば、シャープにとっては現在進めている中国での受注開拓が、ますます重要な意味を持つ戦略となる。今年に入ってからは、急成長中の新興スマホメーカー・小米科技(シャオミ)から「IGZO」の大量受注を獲得したことが明らかとなった。最新報道では、シャオミ初のタブレット端末向けにも「IGZO」を供給するもようだ。



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