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【中国の視点】マレーシア機撃墜:親露派の誤射か、プーチン大統領は窮地に

注目トピックス 経済総合
ウクライナ東部上空で撃墜されたマレーシア旅客機について、ウクライナ東部の親露反政府勢力が誤射したとの見方が濃厚になっている。

ウクライナ当局は、旅客機の撃墜に使用されたのはソビエト連邦が開発した対空ミサイル9537M1-2(ブーク)だと発表。ウクライナ国内に輸送されたのは旅客機が撃墜された同日だと主張し、事件が発生した後にすぐロシアに返送されたという。また、ロシア軍が一連の工作に関与し、射撃員もロシア軍から派遣されたと強調された。射撃した理由について、飛行中の旅客機をウクライナ軍の「アントノフ26(An-26)型輸送機」と誤認したと分析された。

今回の事件を受け、これまでロシアへの制裁に積極的ではなかったドイツやイタリアなどもロシアへの制裁で結束する姿勢を示している。ドイツのメルケル首相は、マレーシア旅客機の事件が調査中だと発言。ただ、今回の事件でもっと強力な制裁余地を提供してくれたと強調した。また、英国のキャメロン首相は、欧州連合(EU)の構成メンバーに対し、エネルギーや金融、国防の3分野での対露制裁を呼び掛ける計画を示した。

中国メディアは、ロシアが欧米の一連の経済制裁に対して表面上動じない姿勢を示しているが、今回の欧米結束を受けてロシアの対抗措置が限られていると指摘。窮地に追い込まれているロシアのプーチン大統領がどう対応するか全世界が固唾を飲んで見守っていると強調した。また、欧米政府が平和と戦争どちらを選択するかにも注目する必要があると指摘した。




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