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NYの視点:米9月FOMCのシナリオ、金利見通し(dot plot)を引き下げか

注目トピックス 経済総合

米連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で6回合連続で金利を据え置くと同時に、楽観的な見通しを示し年末までの利上げを示唆すると見られている。

また、FOMCが四半期に一度公表するスタッフ見通し(SEP:Summary of EconomicProjections)で、2016年?2018年の金利見通し(dot plot)は引き下げられる可能性が高い。中間値は、本年1度の利上げに引き下げられる可能性がある。年初には年3回ほどの利上げが予想されていた。バークレイズ銀のエコノミストは、もし、FOMCが利上げを打ち止める水準、FF金利誘導目標の最終的な見通しが25ベーシスポイント引き下げられることになると、2017年、2018年の中間値が6月時点の見通しから50ベーシス引き下げられることになると指摘。

バンク・オブ・アメリカはFOMCが利上げを見送ると予想している。経済に関しては注意深く楽観的な判断を下し、イエレンFRB議長は会見で、経済指標の改善が続くことを条件に、年末までの利上げの論証をする可能性があると指摘。利上げ予想の中間値は6月の0.875%から0.625%に引き下げられると見ている。2017年は1.375%、2018年は2.125%を予想。ドイツ銀も、やはり政策据え置きを予想している。見通しでは国内総生産(GDP)、失業率、インフレで小幅な修正にとどまるとの見方。金利先物市場での現行の9月の利上げ確率は20%前後にとどまている。これに対し、12月の利上げ確率は55%と50%を上回った。

一方、英バークレイズ銀行のエコノミストは依然、「close call(僅差)」としながらも、FRBが9月のFOMCで利上げを実施するとの予想を維持している。顧客向けレポートの中で明らかにした。インフレへの懸念や、市場が利上げを十分に織り込んでいないことが、利上げ見送り予想に繋がっているものの、連銀は行動を起こすとき、市場を無視するべきだと主張している。

経済やインフレは委員会が掲げている利上げの条件を満たしつつあり、一部の市場関係者は、「金融政策の不透明感が市場を抑制している原因になっている」と、FOMCに対して苛立ちを隠し切れず9月の利上げを求める声も聞こえる。米銀最大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン会長兼最高経営責任者(CEO)も先週の講演で、「FRBが行動する時期に来た」と指摘。25ベーシスポイントの利上げが経済を損ねることはなく、明確なサインを送ることで、銀行の貸出意欲も強まるとの指摘もある。



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