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米国ローン、延滞に長期化の兆し〜eワラントジャーナル(馬渕磨理子)

注目トピックス 経済総合
こんにちは、フィスコマーケットレポーター馬渕磨理子の「eワラントジャーナルの気になるレポート」です。

eワラントジャーナルのコラムで「サブプライムローンの表面化した時期と現在のローン延滞状況を比較した」内容の気になる記事を見つけましたのでご紹介いたします。

足元では7月15日にNYダウが高値を更新し、長期的にも米国景気が堅調であるとの見方がなされています。一方、同コラムは足元堅調な米国経済に『不安の芽』が出てきている、と伝えています。現在の米国のローンの返済状況に注目してみたところ、どうやら少しずつ延滞が増えてきているようで、こうした状況は2008年の金融危機の直前に似ている、と同コラムでは分析しています。

2008年の金融危機前後と現在を比較してみましょう。2006年第3四半期からローンの「90日以上の延滞」の割合が増加していました。コラムでは『株価は景気の先行指数と呼ばれますが、延滞率をよく見てみると株価が高値を付ける前にローン市場ではその兆候が出ていた』との鋭い分析をしています。足元では2016年第4四半期から再び「90日以上の延滞」の割合が増加しているようで、これは、『延滞割合の低下が止まり、2006年第3四半期の状況』に似てきていると同コラムでは懸念しています。

また、サブプライムローン問題は住宅ローンばかりが注目されがちですがその他のローンも関係してきます。サブプライムローン問題直前の2006年を見ると、いわゆる住宅関連のローンであるモーゲージ・ローンだけでなく、自動車ローンやクレジットカードの返済にも延滞が発生していたようです。現在も同様に、『自動車ローンは既に2014年から90日以上の延滞割合が増えている』とコラムでは伝えています。また、2016年後半からはクレジットカードでの延滞割合が増えてきており、悪化傾向を見て取ることができます。最近の米国の新車販売台数が伸び悩んでいるニュースはよく耳にしますよね。『家計が自動車ローンの返済に苦労しているなかで新車を買うことは難しい』と考えられるため、納得のデータです。今後も、ローンの返済状況はひとつの指標として注意が必要のようです。

なお、上記の記事の詳細は、eワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」の7月14日付のコラム「米国ローン、延滞に長期化の兆し」にまとめられています。

馬渕磨理子の「気になるレポート」は各種レポートを馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 馬渕磨理子



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