10日の米国市場ダイジェスト:ダウは34ドル安、中国2月貿易収支の悪化を嫌気
[14/03/11]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは34ドル安、中国2月貿易収支の悪化を嫌気
NYダウ ナスダック
終値 :16418.68 終値 :4334.45
前日比:-34.04 前日比:-1.77
始値 :16453.10 始値 :4332.62
高値 :16453.10 高値 :4339.93
安値 :16334.20 安値 :4307.84
10日の米国株式相場は下落。ダウ平均は34.04ドル安の16418.68、ナスダックは1.77ポイント安の4334.45で取引を終了した。週末に発表された中国の2月貿易収支が悪化したことを嫌気して売りが先行。その後は手掛かり材料に乏しく、小幅な値動きに終始する展開となった。セクター別では、医薬品・バイオテクノロジーやエネルギーが上昇する一方、自動車・自動車部品や資本財が下落した。
交流サイトのフェイスブック(FB)はUBSが目標株価を72ドルから90ドルへと引き上げたことから上昇。一方で、中国の貿易収支を受けて資源のクリフス・ナチュラル・リソーシズ(CLF)やフリーポート・マクモラン(FCX)などが下落。航空機のボーイング(BA)は、日航の787型機がハワイに緊急着陸したことが嫌気され、軟調推移となった。
11日、ソフトバンクの孫社長がワシントンDCで米国の携帯通信業界に関して説明会を開催する。同社傘下のスプリント(S)によるTモバイル(TMUS)の買収を視野に、通信大手の競争が十分に機能していないことを訴える見込み。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は103円20銭、中国経済やウクライナ情勢への懸念から伸び悩む
ドル・円は103円39銭から103円16銭へ下落し103円20銭で引けた。中国の2月輸出が2009年8月以来で最低に落ちこんだため中国経済への懸念が強まったほか、ウクライナ情勢への懸念を受けたリスク回避の円買いに伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.3887ドルから1.3862ドルへ下落し1.3875ドルで引けた。M&A絡みの買いが優勢となったのち、米国防総省の発表「ウクライナ南部のクリミアに展開するロシア部隊の規模が最大2万人に及ぶとの推計」、ケリー米国務長官がロシア訪問を延期したとの報を受けてウクライナに関する懸念が強まりユーロ売りが優勢となった。
ユーロ・円は、143円56銭から143円08銭へ下落した。
ポンド・ドルは、1.6650ドルから1.6622ドルへ下落。M&A絡み、イングランド銀行(英中央銀行)のビーン英中銀副総裁によるポンド高けん制発言を受けてポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは、0.8774フランから、0.8794 フランへ上昇した。
■NY原油:反落で101.12ドル、中国の2月輸出大幅減による需要後退懸念から売り優勢
NY原油は反落(NYMEX原油4月限終値:101.12 ↓1.46)。寄り後まもなくつけた101.55ドルが高値となり、その後100.85ドルまで下落した。8日に発表された中国の2月貿易統計で、輸出が前年比大きく落ち込んだことを受けて、景気鈍化による需要後退懸念から売りが強まった。また、ウクライナ懸念もあって欧米株安も相場の重石になった。
中国の2月貿易統計では、輸出が前年比18.1%減となった(予想は7.5%増、1月が10.6%増)。一方、輸入が前年比10.1%増だった結果(予想は7.6%増、1月が10.0%増)、貿易収支は229.9億ドルの赤字に転じた(予想は145億ドルの黒字、1月が318.7億ドルの黒字)。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 17.47ドル +0.14ドル(+0.81%)
モルガン・スタンレー(MS) 32.13ドル -0.08ドル(-0.25%)
ゴールドマン・サックス(GS)173.51ドル -0.75ドル(-0.43%)
インテル(INTC) 24.84ドル +0.20ドル(+0.81%)
アップル(AAPL) 530.92ドル +0.48ドル(+0.09%)
グーグル(GOOG) 1211.57ドル -3.22ドル(-0.27%)
フェイスブック(FB) 72.03ドル +2.23ドル(+3.19%)
キャタピラー(CAT) 96.75ドル -0.30ドル(-0.31%)
アルコア(AA) 11.94ドル -0.22ドル(-1.81%)
ウォルマート(WMT) 74.43ドル -0.15ドル(-0.20%)
<KO>










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