前場に注目すべき3つのポイント〜FOMCを受けて円安進行、先物動向を注視へ
[14/03/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
20日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:円安から買い先行も先物主導で荒い値動きにも
■外資系証券の注文動向:差し引き500万株の売り越し
■前場の注目材料:ホットマン<3190>が東証ジャスダックに新規上場(公開価格:520円)
■円安から買い先行も先物主導で荒い値動きにも
☆日経225想定レンジ:上限14750円-下限14450円
20日の東京市場は底堅い展開になりそうだ。注目されていた連邦公開市場委員会(FOMC)では、100億ドルの量的緩和縮小が発表されたほか、事実上のゼロ金利解除には幅広い要素を考慮することを表明し、目安とされた失業率6.5%の目標を撤廃。イエレンFRB議長は会見で、量的緩和終了後から利上げまでに要する「かなりの」期間について「概ね6ヶ月程度」との認識を示した。
利上げ前倒しが警戒されるとの見方から、20日のNYダウは反落。ただし、為替市場ではドルが急伸する格好から、円相場は1ドル102円台前半まで円安に振れている。シカゴ日経225先物清算値は大証比80円高の14500円となり、円安を受けた外需関連の上昇から日経平均は続伸で始まろう。
一方、ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の編入が、近隣諸国の分離・独立運動に飛び火してきたと報じられるなか、積極的なポジションは取りづらいだろう。また、日本は3連休に入ることから参加者も限られると考えられる。
19日の日経平均は後場寄り付き直後に14300円辺りまで下落した後に、先物主導で14660円辺りまで急伸し、大引けにかけては14460円処に失速と、荒い値動きが目立っていた。先物での仕掛け的な売買による影響とみられるが、参加者が限られるなかでは、より影響を受けやすいだろう。
昨日の急伸局面では、日銀の黒田総裁の講演への思惑などが手掛かり材料になったとの見方がされている。黒田総裁の講演は、20日、21日にも行われるため、相場変動のキッカケになる可能性がありそうだ。
■外資系証券の注文動向:差し引き500万株の売り越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1720万株、買い1220万株、差し引き500万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
3月13日(木):50万株の売り越し
3月14日(金):570万株の買い越し
3月17日(月):420万株の売り越し
3月18日(火):160万株の買い越し
3月19日(水):1570万株の買い越し
■前場の注目材料
・FOMCは100億ドルの量的緩和縮小を決定、円安進行でドル・円が102円台に
・14時からLINEが新サービス発表会を開催予定、舛田淳執行役員らが出席
・ホットマン<3190>が東証ジャスダックに新規上場(公開価格:520円)
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:50 前週分対外対内証券売買
11:00 菅官房長官、定例記者会見
<KO>










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