ユーロ週間見通し:ウクライナ情勢を見極める展開、景況感にも要注目
[14/03/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■ユーロ下落、ドラギ欧州中銀総裁のハト派発言とイエレンFRB議長のタカ派発言で
先週のユーロ・ドルは弱含み。ウクライナ情勢が緊迫化したこと、ドラギ欧州中銀総裁がデフレ防衛のためユーロ高を牽制する発言をしたこと、イエレンFRB議長が利上げ時期の前倒しを示唆したことで、1.3948ドルから1.3749ドルまで下落した。
先週のユーロ・円は上げ渋った。日本の2月の貿易赤字や黒田日銀総裁発言「過度な円高の是正は終了していない」などで、一時141円98銭まで上昇。しかしながら、ロシアに対する経済制裁が強化されるとの懸念で21日の取引で一時140円44銭まで反落し、141円台近辺で取引を終えた。取引レンジ:ユーロ・ドル1.3749ドル-1.3948ドル、ユーロ・円140円44銭-141円98銭。
■ウクライナ情勢を見極める展開
今週のユーロ・ドルは、ウクライナを巡る欧州連合(EU)とロシアとの対立の深刻化を見極める展開となる。ユーロ圏の3月の製造業PMIやサービス業PMIなどの景況感にも要注目か。
今週のユーロ・円は、ウクライナ情勢への警戒感、中国人民元の動向、リパトリ(ユーロ建て資産売却・円買い)などからリスク回避の円買い圧力が強まる可能性がある。
○発表予定の主要経済指標・注目イベント
・24日(月):(ユーロ圏)3月PMI製造業、(ユーロ圏)3月PMI総合
・28日(金):(ユーロ圏)3月業況判断指数
予想レンジ:ユーロ・円138円00銭-143円00銭/ユーロ・ドル1.3500ドル-1.4000ドル
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