英ポンド週間見通し:ロシアへの金融制裁、オリガルヒの資産引き揚げ懸念
[14/03/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■ポンド上げ渋る展開、ポンド高牽制発言と英国の失業率で
先週のポンド・円は上げ渋った。ビーン英中銀副総裁などのイングランド銀行(英中央銀行)高官がポンド高を牽制する発言を繰り返したこと、英国11-1月のILO失業率が7.2%となり、10-12月の7.2%と同じだったことで、ポンド買いは一服した。欧米英によるロシアへの金融制裁により、英国からオリガルヒ(新興財閥)などの資産引き揚げ懸念が高まっていることも、ポンドの上値を抑える要因となった。取引レンジ:167円78銭-169円72銭。
■英国2月のインフレ率と小売売上高に要注目
今週のポンド・円は、ウクライナ情勢を見極めつつ、英国2月の物価指数(消費者物価指数・生産者物価指数)や小売売上高を見極める展開となる。イングランド銀行(英中央銀行)の利上げ時期は、2015年第1・四半期と予想されており、英国の景況感を見極めていく展開となる。3月期末に向けた本邦機関投資家のリパトリ(ポンド建て資産売却・円買い)や新興国通貨不安によるリスク回避の円買いで上値は限定的か。
○発表予定の主要経済指標・注目イベント
・25日:2月消費者物価指数
・25日:2月生産者物価指数
・27日:2月小売売上高
・28日:10-12月期国内総生産(GDP)確報値
予想レンジ: 167円00銭-172円00銭
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