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後場に注目すべき3つのポイント〜ショートカバー優勢の展開、先物動向を注視

注目トピックス 市況・概況

24日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・年度末要因でショートカバーを誘う流れが強まるか
・ドル・円は102円49銭付近、東京株式市場の強含みで堅調に推移
・ショートカバー優勢の展開、ソニー<6758>やシャープ<6753>などの上昇が目立つ

■年度末要因でショートカバーを誘う流れが強まるか

日経平均は大幅に反発。259.83円高の14484.06円(出来高概算13億9000万株)で前場の取引を終えた。円相場の落ち着きなどから小幅に上昇して始まると、その後もじりじりと上げ幅を広げる展開となった。中国の3月HSBC製造業PMI速報値は48.1と予想を下回ったことから上げ幅を縮める局面もみられたが、前引けにかけて再び強含みとなった。この流れを受けて円相場も円安に振れてきており、1ドル102円50銭、1ユーロ141円40銭辺りでの推移。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体9割を超える全面高商状。売りが先行したソフトバンク<9984>が2%近い上昇となるなど、インデックスに絡んだ売買の影響が大きい。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクのほか、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、東エレク<8035>などが堅調。セクターでは、その他製品、繊維、精密機器、化学、小売、倉庫運輸、ガラス土石などが強い。一方で、ゴム製品、石油石炭が小安い。

日経平均は予想外の強い動きをみせている。ただ、先週末の価格レンジであるほか、マドを空けて下落した後の保ち合いレンジであり、テクニカル・リバウンドの範囲内となる。ボリンジャーバンドの-1σレベルであり、この水準を突破し、マド埋めを意識させてくるようだと、ショートカバーを誘う流れが強まりそうである。年度末による借株返済に伴う需給要因が相場を押し上げてくるかが注目される。

中国の3月HSBC製造業PMI速報値は予想を下回ったが、これを嫌気した動きが限定的だったことをみると、買い戻しを意識した需給が優勢のように映る。ポジション調整的な流れで上げ幅を縮小する局面では、押し目買いを強める動きが意識されそうだ。

■ドル・円は102円49銭付近、東京株式市場の強含みで堅調に推移

ドル・円は102円49銭で推移。ドル・円は、東京株式市場が強含みに推移していることで堅調に推移。ユーロ・ドルは、1.3787ドルから1.3804ドルで推移。ウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、140円98銭から141円46銭まで堅調推移。

12時16分時点のドル・円は102円49銭、ユーロ・円は141円41銭、ポンド・円は168円91銭、豪ドル・円は92円98銭付近で推移。上海総合指数は、2053.63(前日比+0.29%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・中国3月HSBC製造業PMI速報値が予想下振れも影響は限定的
・ショートカバー優勢の展開、ソニー<6758>やシャープ<6753>などの上昇が目立つ
・先物動向を注視、需給面が良好な銘柄に資金が向かいやすい

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

14:00 岩田日銀副総裁講演
14:00 全国スーパー売上高(2月、日本チェーンストア協会)
14:00 パソコン出荷(2月、JEITA)



<KO>

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