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日経平均は大幅反発、商社株など高配当銘柄への見直しに注目【クロージング】
[14/03/24]
提供元：株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
24日の日経平均は大幅反発となり、251.07円高の14475.30円（出来高概算29億1000万株）で取引を終えた。円相場の落ち着きなどから小幅に上昇して始まると、その後もじりじりと上げ幅を広げる展開となった。中国の3月HSBC製造業PMI速報値は48.1と予想を下回ったことから上げ幅を縮める局面もみられたが、その後は再び強含みの展開に。株式市場の上昇の流れを受けて、円相場も円安に振れる格好となり、安心感につながったほか、売り優勢で始まったソフトバンク<9984>の強い値動きなども投資家心理にプラス作用したようだ。
日経平均は先週末の陰線の価格レンジであり、トレンドが出ている訳ではない。ただ、明日、明後日辺りは3月期決算の権利取りを意識した動きが出やすいなか、全体としては底堅い相場展開だろう。そのほか、中国の3月HSBC製造業PMI速報値は予想を下回ったが、これを嫌気した動きが限定的だったことをみると、買い戻しを意識した需給が優勢のように映る。伊藤忠<8001>など商社株などは配当利回りが3％を超えており、中国市場の落ち着きと併せて、見直しの動きが出てくるかが注目されそうだ。
もっとも、核セキュリティ・サミットでの日米韓首脳会談が開催されるなか、日韓関係が改善に向かうかが注目される。一方、ウクライナ情勢に関する協議が行われるため、米欧とロシアの対立によるリスク回避的な流れには注意が必要になりそうだ。
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