今日の為替市場ポイント:株安意識でドル・円の上値はやや重くなる可能性
[14/03/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
昨日26日のドル・円相場は、東京市場では102円25銭から102円40銭で推移。欧米市場では一時101円87銭まで下落し、102円05銭で取引を終えた。
本日27日のドル・円は102円前後で推移か。NYダウの下落や米国債利回りの低下が意識され、ドル・円の上値はやや重くなりそうだ。
欧米諸国は、ロシア産石油・ガスへの依存度を低下させるため、協調することで合意したが、欧州連合(EU)にとって、ロシア産の石油、天然ガスの供給がなくなるか、大幅に減少することは死活問題と言っても過言ではない。関係者の推計によると、欧州は天然ガスの約30%をロシアに依存しているが、代替の調達先を確保していない。
米国が欧州向けにシェールガスを輸出すれば問題は解決するかもしれないが、米国による天然ガスの輸出は一朝一夕で可能となる話ではない。液化天然ガスの輸出については、関連法案の規定によって、米エネルギー省の同意なしの輸出は禁じられている。
また、天然ガスを輸出するためには、液化工場を建設する必要があり、液化工場の建設のためには、連邦エネルギー規制委員会(FERC)の許可が必要となる。実際に輸出可能となるのは数年先になるとみられており、欧州諸国がロシア産の天然ガスの依存度をすみやかに下げることは現実的ではないとの声が聞かれている。
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