前場に注目すべき3つのポイント〜引き続きサイバーダインに短期資金の関心が集中か
[14/03/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
27日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:配当落ち分102.42円のハードルは高いか
■外資系証券の注文動向:差し引き560万株の買い越し
■前場の注目材料:引き続きサイバーダイン<7779>に短期資金の関心が集中か
■配当落ち分102.42円のハードルは高いか
☆日経225想定レンジ:上限14400円-下限14150円
27日の東京市場は、やや弱含みの展開になろう。26日の米国市場はダウ、ナスダックともに下落した。2月の耐久財受注が予想を上回ったことが好感されて始まったが、人気オンラインゲーム「キャンディ・クラッシュ」を開発するキング・デジタル・エンターテイメント(KING)が、新規株式公開(IPO)で公開価格を下回る初値を付けたことが嫌気されたようだ。シカゴ日経225先物清算値は大証比95円安の14295円となり、日経平均はこれにサヤ寄せする格好となろう。
本日は3月期決算企業の権利落ち日となる。落ち分は日経平均では概算で102.42円。即日埋めてくるのは厳しい状況だろうが、前日比で落ち分内での推移が続けば、底堅さが意識されてくることになろう。実質新年度入りで年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の動きへの思惑が高まりやすいほか、今秋には「JPX日経インデックス400(JPX日経400)」に連動する先物が上場する予定であるため、JPX400構成銘柄や高ROE銘柄などへの関心が集まろう。
また、サイバーダイン<7779>への資金流入が活発となるなか、他の医療・介護支援ロボット関連のほか、換金売り等で調整していた中小型株への見直しの流れに波及するかが注目される。一方、キャンディ・クラッシュの影響が、ソーシャルゲーム関連への物色意欲を冷ます可能性はありそうだ。
■外資系証券の注文動向:差し引き560万株の買い越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1160万株、買い1720万株、差し引き560万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
3月19日(水):1570万株の買い越し
3月20日(木):500万株の売り越し
3月24日(月):60万株の買い越し
3月25日(火):1050万株の買い越し
3月26日(水):880万株の買い越し
■前場の注目材料
・トヨタ自<7203>が上限3600億円の自社株取得枠を設定
・米シティ、ストレステスト不合格となり時間外取引で大幅下落
・引き続きサイバーダイン<7779>に短期資金の関心が集中か
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:50 前週分対外対内証券売買
11:00 菅官房長官、定例記者会見
<海外>
09:20 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(香港)
<KO>










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