3月31日の米国市場ダイジェスト:ダウは134ドル高、イエレンFRB議長の発言を好感
[14/04/01]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは134ドル高、イエレンFRB議長の発言を好感
NYダウ ナスダック
終値 :16457.66 終値 :4198.99
前日比:+134.60 前日比:+43.24
始値 :16324.22 始値 :4185.63
高値 :16480.85 高値 :4212.97
安値 :16324.22 安値 :4180.54
3月31日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は134.60ドル高の16457.66、ナスダックは43.24ポイント高の4198.99で取引を終了した。欧州の3月消費者物価指数が予想を下回り、追加金融緩和への期待などで朝方から上昇して始まった。イエレンFRB議長がシカゴで講演し、現在の雇用は「正常な水準から程遠い」との認識や、異例の金融緩和策は「当面の間、必要」との考えを示したことで上げ幅を拡大する展開となった。セクター別ではエネルギーを除き全面高となり、半導体・半導体製造装置や医薬品・バイオテクノロジーの上昇が目立った。
バイオ関連のバイオジェン・アイデック(BIIB)が、同社が開発したB型肝炎治療薬がFDAの承認を受けたことで上昇。製薬のジョンソン&ジョンソン(JNJ)は、血液検査事業などを投資ファンドに売却することを発表して堅調推移となった。一方で携帯端末メーカーのブラックベリー(BBRY)は、アナリストの投資判断引き下げで軟調推移となった。
大型株で構成されるS&P500指数は5四半期連続での上昇となっており、過去最高値目前に迫っている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は103円23銭、イエレンFRB議長のハト派発言が重し
ドル・円は103円44銭まで上昇後、102円90銭まで反落し103円23銭で引けた。ウクライナ危機懸念の緩和、中国の追加景気刺激策の導入期待に円売りが一時優勢となったのち、予想を下振れた米国の3月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)、イエレンFRB議長のハト派発言を受けたドル売り、ロンドンフィキシングでの円買いに反落した。
ユーロ・ドルは、1.3810ドルまで上昇後、1.3763ドルへ反落し1.3772ドルで引けた。プーチン・ロシア大統領がウクライナに関し外交的解決協議を行う姿勢を示したことや、「ロシア軍部隊がウクライナ国境付近で演習終え帰投」との報でウクライナ危機懸念が後退。ユーロ・円は、142円62銭まで上昇後、141円79銭へ反落した。
ポンド・ドルは、1.6612ドルへ下落後、1.6684ドルまで反発。ドル・スイスは、0.8852フランから0.8825 フランへ下落した。
■NY原油:反落で101.58ドル、ロシア原油の供給懸念後退で売り優勢
NY原油は反落(NYMEX原油5月限終値:101.58 ↓0.09)。100.88ドルまで下落後、一時101.97ドルまで上昇したが続かず、再び下落に転じた。ロシア国防省がこの日、ウクライナ(南部)との国境地帯に展開していた部隊の一部が演習を終え、撤収を開始したと発表。ウクライナ情勢の緊張緩和でロシア産原油の供給懸念が後退したことが、売りにつながった。また、3月31日発表の米国の3月シカゴ購買部協会景気指数が予想外に大きく低下したことで、需要の先行き懸念も売りの一因になったとみられる。
一方、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が緩和政策継続の姿勢を強調したことを受けて、米国株価指数が堅調推移となっており、原油が一時買い戻される動きにつながったとみられる。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 17.20ドル +0.22ドル(+1.30%)
モルガン・スタンレー(MS) 31.17ドル +0.26ドル(+0.84%)
ゴールドマン・サックス(GS)163.85ドル +1.55ドル(+0.96%)
インテル(INTC) 25.81ドル +0.19ドル(+0.76%)
アップル(AAPL) 536.74ドル -0.12ドル(-0.02%)
グーグル(GOOG) 1114.51ドル -5.64ドル(-0.50%)
フェイスブック(FB) 60.24ドル +0.23ドル(+0.38%)
キャタピラー(CAT) 99.37ドル -0.02ドル(-0.02%)
アルコア(AA) 12.87ドル +0.39ドル(+3.13%)
ウォルマート(WMT) 76.43ドル +0.42ドル(+0.55%)
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