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後場に注目すべき3つのポイント〜日銀会合への思惑、ソフトバンクの動向を注視

注目トピックス 市況・概況

7日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日銀会合への思惑から底堅さは意識されそう
・ドル・円は103円27銭付近、東京株式市場の弱含みで上げ渋る展開
・日銀会合への思惑が下支え要因にも、ソフトバンク<9984>の動向を注視

■日銀会合への思惑から底堅さは意識されそう

日経平均は大幅に続落。202.04円安の14861.73円(出来高概算8億5000万株)で前場の取引を終えた。先週末の米国市場の大幅な下げの影響を受けて、幅広い銘柄に売りが先行した。日経平均はシカゴ日経225先物清算値にサヤ寄せする格好で始まると、寄り付き直後に一時14808.81円まで下げ幅を拡大させている。

ただし、今日から始まった日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとする模様眺め気分が強く、売り一巡後は下げ渋りの展開。日経平均はギャップ・ダウンで始まったが、日中値幅は90円弱と小幅な値動きをみせている。セクターでは鉱業が唯一プラス。一方で、その他金融、情報通信、証券、保険、銀行、不動産、電気機器、精密機器、繊維、海運などの弱さが目立つ。また、指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンク<9984>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、KDDI<9433>などの下げが重しに。

日経平均は200円超の下げとなったが、支持線として意識される25日線近辺での下げ渋りをみせている。一目均衡表では雲下限での攻防であり、こちらも支持線として意識されている。ソフトバンク<9984>が4%超の下げとなり、売り仕掛け的な売買もみられており、これが重しとなる。ただ、シカゴ先物にサヤ寄せするなか、同水準までの下げは想定内となろう。

一方で、中小型株の一角や個別に材料が出ている銘柄への物色は活発である。また、トヨタ自<7203>は25日線レベルで始まった後は切り返しをみせており、プラスに転じている。三井不<8801>は9営業日ぶりに反落ではあるが、陽線を形成しており、押し目買い意欲が窺える。ソフトバンク<9984>の動向から急速な切り返しは期待しづらいところではあるが、日銀会合への思惑から底堅さは意識されそうだ。

■ドル・円は103円27銭付近、東京株式市場の弱含みで上げ渋る展開

ドル・円は103円27銭で推移。ドル・円は、東京株式市場が弱含みに推移していることで上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3680ドルから1.3705ドルで推移。欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測で上げ渋る展開。ユーロ・円は、141円30銭から141円65銭で推移。

12時17分時点のドル・円は103円27銭、ユーロ・円は142円46銭、ポンド・円は172円15銭、豪ドル・円は95円90銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・米国株安や為替相場の円高を受けて日経平均は弱含みに
・アドウェイズ<2489>は切り返す、ネット関連の動向に引き続き注目
・日銀会合への思惑が下支え要因にも、ソフトバンク<9984>の動向を注視

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

13:00 携帯電話純増数と累計契約数を公表(KDDI、ソフトバンク、NTTドコモ、3月)
14:00 日銀金融政策決定会合(1日目)
14:00 2月景気動向指数(予想:先行指数108.8、一致指数113.4)

<海外>

15:00 独・2月鉱工業生産(前月比予想:+0.3%、1月:+0.8%)
16:15 スイス・3月消費者物価指数(前年比予想:-0.1%、2月:-0.1%)



<KO>

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