前場に注目すべき3つのポイント〜iPS関連などテーマ物色の動向に注目
[14/04/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
25日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:神経質な相場展開、決算での個別対応か
■外資系証券の注文動向:差し引き480万株の売り越し
■前場の注目材料:京大と日産化学<4021>、iPS細胞の培養費10分の1へ低減
■神経質な相場展開、決算での個別対応か
☆日経225想定レンジ:上限14450円-下限14330円
25日の東京市場は神経質な相場展開になりそうだ。24日の米国市場ではアップルの決算が好感されるものの、週間新規失業保険申請数が予想以上に増加したことや、一部企業の冴えない決算が上値を抑える展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の14410円。円相場は1ドル102円30銭辺りとやや円高に振れて推移している。
注目されていた日米のTPP交渉については、甘利TPP担当相が会見で、「全体での間合いは確実に縮まっている」「大筋合意という表現はない」と伝えられている。織り込み済ではあるが、売り方優位の展開になりそうである。
また、総務省が25日公表する3月の全国消費者物価指数、4月の東京都区部コアCPI予測値などにも関心が強まっている。結果を受けて、来週30日の日銀の金融政策決定会合において追加緩和期待が後退する可能性もあり、週末要因もあって手掛けづらい展開にも。
そのほか、ウクライナ軍が東部で親ロシア派の強制排除を再開と報じられるなど、ウクライナ情勢の緊張からリスク回避的な動きもありそうだ。決算発表も本格化している状況のなか、こう着感の強い展開が見込まれる。
物色の流れとしては決算内容を手掛かりにした個別対応。また、中小型株の一角などに短期の値幅取り狙いの資金が向かいやすい。ほか、京都大学と日産化<4021>は共同で、iPS細胞を大量に増やす新しい培養法を開発したと報じられている。逃げ足の速い資金ではあろうが、バイオ関連などに関心が集まりそうだ。
■外資系証券の注文動向:差し引き480万株の売り越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り2180万株、買い1700万株、差し引き480万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
4月18日(金):50万株の売り越し
4月21日(月):140万株の売り越し
4月22日(火):210万株の買い越し
4月23日(水):650万株の買い越し
4月24日(木):210万株の売り越し
■前場の注目材料
・京大と日産化学<4021>、iPS細胞の培養費10分の1へ低減
・官公庁利用のウェブ作成ソフトに欠陥と伝わる、ネットセキュリティ関連に注目
・国交省、鉄道インフラ輸出支援へ国際標準化
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:30 閣議後、閣僚会見予定
08:30 3月全国消費者物価コア指数(前年比予想:+1.4%、2月:+1.3%)
08:30 4月東京都区部消費者物価コア指数(前年比予想:+2.8%、3月:+1.0%)
<KO>










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