今日の為替市場ポイント:TPP協議の早期妥結期待は後退
[14/04/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
昨日24日のドル・円相場は、東京市場では102円57銭から102円25銭で推移。欧米市場では一時102円09銭まで下落し、102円32銭で取引を終えた。
本日25日のドル・円は、主に102円台前半で推移か。TPP協議で大筋合意に至らなかったことを意識したリスク回避的な円買いが拡大する状況ではないとみられており、日経平均株価が下げ渋った場合、ドル・円は102円台を維持する可能性が高いとみられる。
報道によると、環太平洋経済連携協定(TPP)を巡る日米間の関税交渉では閣僚級の協議が見送られた。オバマ大統領は25日午前に日本を離れる予定となっている。TPPについての日米間協議は継続するが、早期妥結が実現するかどうかははっきりしていない。
ただし、TPP協議の早期妥結は日本経済にとってプラスにならないとの見方も存在する。市場関係者や識者の間からは、TPPは日米が等しく利益を分かち合うような制度ではないとの声が聞かれている。TPP協議の早期妥結への期待は後退したが、日本の金融市場が混乱し、リスク回避的な株安・円高が進行する可能性は低いとみられる。
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