ユーロ週間見通し:ECB定例理事会、インフレ見通しに注目
[14/04/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■ユーロ弱含み、ドラギ欧州中銀総裁による量的緩和示唆
先週のユーロ・ドルは、ドラギ欧州中銀総裁による追加緩和示唆を受けて、1.3855ドルから1.3785ドルまで弱含みに推移した。先週のユーロ・円は、日本銀行金融政策決定会合での追加緩和観測による円売り、ウクライナ情勢への警戒感を受けたリスク回避の円買いで、141円04銭から142円00銭で動意に乏しい展開となった。取引レンジ:ユーロ・ドル1.3785ドル-1.3855ドル、ユーロ・円141円04銭-142円00銭。
■欧州中央銀行定例理事会に要注目
今週・来週(4月28日-5月9日週)のユーロ・ドルは、4月30日に発表されるユーロ圏4月のインフレ率次第では、欧州中央銀行定例理事会での追加緩和の可能性が高まっていることで上げ渋る展開が予想される。ドラギ欧州中銀総裁は、ユーロ圏のインフレ見通しが悪化した場合は、欧州中央銀行(ECB)が幅広い資産の購入を開始する可能性がある、と述べており、追加緩和の可能性が高まっている。
今週・来週のユーロ・円は、リスク回避の円買いで上げ渋る展開だが、本邦機関投資家によるユーロ建て資産への新規投資観測から下値は限定的だと予想される。
○発表予定の主要経済指標・注目イベント
・4月30日(水):(ユーロ圏)4月消費者物価指数
・5月2日(金):(ユーロ圏)3月失業率
・5月6日(火)(ユーロ圏)3月小売売上高
・5月8日(木):欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表票
予想レンジ:ユーロ・円138円00銭-143円00銭/ユーロ・ドル1.3500ドル-1.4000ドル
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